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2021年6月30日の近況報告 自分と違う人間は敵だ みんな違ってみんな敵

 人間というのはどれだけささいなことであったとしても「自分と違う」物や人に対しては無条件で怒りや憎しみを持てるし、そのためには必死に知恵を絞ったりするものです。


 例えばガンダムオタクこと「ガノタ」がそうで、出される作品はとりあえず文句を言わずに全部いただく素直な人もいれば、
 富野監督が手掛けたガンダム以外は認めない「富野信者」や、宇宙世紀以外はガンダムと認めない「宇宙世紀派」や、ファースト(一番最初のガンダム)以外はガンダムとは認めない「ファースト原理主義者」なんてものがいます。

 当然彼らは「自分たちこそが正しい」と思ってて主義主張するから、話は平行線でいつまでたっても終わる事のないバトルロイヤルをしているわけ。
 ガンダムに興味ない人間からしたら「同じガンダムオタク同士でなぜ争うのか?」が全く分かりません。


 他にも漫画家同士でも「4コマ漫画は背景書かなくていいからラクできていいよね」とか「エロ漫画はエロさえ入れとけばいいからラクでいいよね」などと言い出すわけ。

 それにオタクだけをえりすぐってもすぐに「なろうはゴミだ」とか「日常系はクソだ」なんて言い出すように「自分と違う」物や人に対しては無条件で怒りや憎しみを持てるし、そのためには知恵まで絞ってしまうものです。
 蚊帳の外の人間からしたら「全部同じじゃないですか」と言いたくなるような「ドングリの背比べ」なんだが当の本人たちは「ゾウとアリくらい違う」ものだし「人生を左右する程」重要な部分らしいです。


 こんなことを偉そうに言ってる私もその「ドングリの背比べ」をしている人間で、ウマ娘はやってたけどあれは「面白いけどソシャゲはゲームじゃない」と断言します。
 蚊帳の外の人からしたら「ソシャゲもゲームでしょ? 何言ってんの?」って言われるだろうがそれは全力で否定します。ソシャゲはゲームじゃないとはハッキリと断りを入れます。
 まぁウマ娘はソシャゲとしてはずいぶんと良心的なゲームでしたがそれでもソシャゲであることには変わりはなかったですハイ。


 この事例と逆の事は「国歌」や「校歌」や「社歌」を作ったり、社員全員同じ制服を着て仕事をしたりと「自分と同じところ」を作って団結心を高めようという事があります。

 明治時代に「標準語」を作ったのは、それまで「藩」に分かれていた日本を統一国家とするために「同じ言葉を使う民族」にして団結心を高めようとした施策の一つなんです。
 昔は地方に行ったらなまりがひどくて話が通じない。ということもあったそうでそれを解消するために必要だったわけなんですよ。


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