見出し画像

3回会った後音信不通になったけど今もめちゃくちゃ好きな男の話

Akiko.です。お昼ご飯は大量に食べるタイプです。

皆さん、今でも思い出に残る好きだった人っていますか?私はいます。3回しか会ったことないけど(でもやり取りは2か月続いたよ!笑)。

しかも突然音信不通になってしまったがために、気持ちの整理がつかず、音信不通になって1年以上過ぎた今も夢にまで見るほどいまだに好きという、そういう男のことを存分に書いていきたいと思います。

この未練が、彼のもとに生霊となって現れないうちに、noteでしっかりお気持ち供養していくことにするわね。

■その人はなんか、出来すぎた人だった

1年以上前にエロサイトで出会った人なんですけど、「なんでこのサイトで女漁りしてる?!」という印象が強い、都会的でかっこいい人でした。
まあ、エロサイトで出会うくらいなので、それ相応にスケベな人ではありましたがw

クリエイターっぽい感じで、ちょっとゲイ受けしそうなタイプの、ガタイよさげな短髪で長身の同い年の独身男性。きれいに整えられたヒゲもよく似合っていて、ずばり言うと外見がめちゃくちゃ好みでした。

シンプルな佇まいながら、身に着けているヴィンテージ感のあるアイテムを見るにとてもセンスが良くて、たぶんいるだけで人を惹きつけるタイプの人ですね。

さらに話を聞くと文武両道で、アート方面での才能も有り、博識で、料理も得意でオタク文化にも精通していてFPSだとエイムも上手いという、欠点ないんか?ってタイプの人です。

こわい…そんな人が存在していて私とセックスすることを前提にしてしゃべってるなんて、こんな出来すぎた話あるわけない、何か騙されているような気がする…。そんな理由ない疑心暗鬼に襲われていましたw
しかも会話もウマイし、チャットのレスポンスが早いから妙に楽しくなってきている自分がいる…(ご時世的にリモートワーク導入時でお互い平日暇だったのもあるが)
どうもドツボにハマりかけている気がするぞ、という気持ちになりながらやりとりを続けていました。

この会話の感じからして、オンナの扱いはずいぶん手慣れてるぞ、というのはバチバチ伝わってきました。
そういうことがわかっていたのに、程々のところで割り切れなかったのは、彼とのやり取りが純粋に楽しかったということもありますが、リモートワークで寂しすぎて荒んだ心の拠り所になってしまったところが大きかったと思います。きっとこの時点でちょっと依存気味だったんだと思われます。

そんなことを思いながら、実際会ってセックスすることになったわけですが、実際に会ったら本当にカッコイイ人で、私は結果として全然騙されてなかったし、エスコートもばっちりなら、セックスも上手いという始末でした。

人はだれしも欠点があり、その欠点をある程度許容して人付き合いしていくものではありますが、今のところ欠点なくねぇ?
そのうち、会話の端々でところどころ倫理観のなさや強引さが気になるかなぁとは思いますが、その欠点が目立たない程度にはいい男だったなぁとは思っています。

そんなわけで、
こんな人間が実在していいんか?TLかBLでしか見たことないぞ、なにか化かされたのではないか?
…と思うくらい、夢のような出会いでした。

■とにかく私もチョロすぎた

とはいえ、セックス前提でしかない関係なのは重々承知しているので、「まあ一回きりになるだろうな」という前提でいたほうがメンタルヘルス上よろしいところです。

私は自分の心を守るため、敢えて「今後もぜひともごひいきに(笑)」というメッセージを送りましたが、彼はいい男なので「そんなこと言うもんじゃないよ(笑)」なんて返すわけなんですよね。

これで私なんてそんな尻の軽い女なんだと見切りをつけてくれりゃあ、こんなにダメージを受けなかったと思うのに、結局その後も会話が続いてしまった。なんなら次に会う約束まで取り付けてしまった。
「エッチだけの関係だけっていうのもつまらないから、普通にお茶だけとかもしたい」なんていわれて、何か得体のしれない衝撃が脊髄を駆け抜けたのを覚えています。

その過程で、自分の短所を思い切り自覚するんですが、「ちょっと優しくされたり、親しくされると基本的にすぐ好きになる」みたいなんですよね。エッチ慣れはしてるのに、男慣れしていないがための弊害ですね。つまりチョロいんですね(笑)

でも、そのときはもう、自分がただただチョロいことなんてどうでもよかった。
ドツボにハマりまくってるのを自覚しながら、その先々で、どこに行きたいか、何をして過ごしたいか、夢見心地のままたくさん話しました。

とにかく彼とのやり取りは癒されたし、夢中になりました。
彼の言葉を疑うことさえ、この段階ではもうしなかった。この関係が終わるときのことを考えることもしなくなり、ひたすら盲目的に、彼とのやり取りを楽しみました。

そういうわけで、この時点ではもう、嘘偽りなく彼のことが好きでした。
お恥ずかしながら、刹那的な体のつながりしかないであろう人のことを、本気で好きになっていました。チョロすぎて。

■そして彼はいなくなった。

2回目に会ったときは、普通に散歩して、食事して、お茶をしました。
私、お恥ずかしながら恋愛経験がほぼほぼないに等しいので、好きな相手を前にして普通に話すという行為に、ずいぶん緊張したのを覚えています。

自分の一挙手一投足が相手にどう映るのかが非常に気になり、失礼のないようにと思うあまり、コーヒーを味わうどころではなかったような記憶があります。人前で裸になってエロいこと口走ったり、恥部をさらけ出したりするのは平気なのに、不思議なもんですw

その日は途中で相手の仕事の都合で解散しなければならなくなって、ずいぶん寂しい気持ちになったのは、自分でもかなり新鮮でした。
ただ、ダダこねて困らせるような年齢ではないので、聞き分けよく速やかに撤退しようとしたときに、引き止められてキスをしたのは思い出深いですね。新宿駅の南口のど真ん中でね。
私と彼とではずいぶん文化が違うんだな…と思いながら、そんなキス一つで寂しい気持ち等吹っ飛ぶのだからやはり私はチョロい女ですわ。

3回目に会ったときは、ホテルを取ってもらって、解散するまでずっとセックスしてました。

帰り際はもちろんキスして解散。
2回目に会った後の別れ際のキスはあんなに嬉しかったのに、なんでこんなに切ないのだろう。電車に乗り込んだ後、涙がこらえきれずに思わず車内でメソメソしてしまいました。
…齢32のある日の話です。もう歳も歳だが、そういう気持ちにまだなれるのね…w

というのはさておき。
不思議なことに、女の勘ってものはやっぱりあるものですね。なんとなくこれで彼と会うのは最後のような気がしながら、解散したのを覚えています。
もちろん、気のせいだろ、とも思っていました。また、相手の都合のいいときには会ってくれるだろう、と。

でも、勘は当たってしまったわけです。
あんなに盛んだったやりとりは突然ぱたりと途切れ、私が1週間ごとに「元気?」「会いたいよ」などと送っても既読にもならない。

ああ、やっぱり駄目だったか。と思いました。
結局、最後に会って以来、彼からの連絡はありませんでした。

その1か月はずいぶんとメンタルもボロボロでした。

結局、自分という人間は彼にとって、きっと最初から最後まで、「いつ連絡が切れても支障はない程度の人間」でしかなかったわけです。
そんなこと最初からわかっていたはずなのですが、それでもその現実を目の当たりにすると、やっぱりつらいもので。
気分転換も上手くできず、朝起きることすら難しくなり。外に出れば涙がこぼれ歩くこともままならず、寝る前には涙がこぼれ…。
スマホの通知音がなれば彼からかも、と思いながら期待して開き、違うたびに泣き…。
彼からの連絡をただひたすら待っていた1か月間は、ほんと散々でした。

なんか、歳を取ってから人を好きになるってこんなエネルギー消耗するものなんですね。

■悔しいので連絡手段を抹消する⇒そこそこ立ち直る

枕を泣き濡らしながら暮らして1か月くらい過ぎたころ、ふと「このままだと衰弱して死にそうだ」と思いました。
なんか生命活動の大部分を放棄している気がして、誰かと連絡を取ることも、食べることすらおっくうになって、とにかく一人、ベッドの上でじっとしていた時に、「なんでこんな思いにならなきゃならんのか?」とふと思ったんですね。

なんか、悔しいなとw
一人の男のために人生振り回されることはないやろと。

で、私はすぐに、彼と連絡を取っていたアプリのアカウントを削除し、アプリもろとも消しました。
思い出のやり取りも彼の写真もすべて削除。データの断捨離きもちぃ~~~~

消す前に、いやがらせみたいな長さのお別れメッセージも添えました。
彼がそれを見たかどうかなんて知りません。だってそのあとアプリ消しちゃったからw

その後、私は半年くらい異性関係を持たず過ごしました。半年したらわりと気持ちもすっきりして、他の異性と関係を持つ程度には、まあ踏ん切りはついたというか。

それでも、一時期よりはひどくないとはいえ、今もやっぱり時折思い出します。
奇跡でも起きてまた会えればいいなと思うけど、まあ、そんなことはきっとあり得ないので、淡い思いを心のどこかでいまだに温めたまま、たまに彼の夢を見る、ということを繰り返しております。

■執着か恋心か/いまだに夢見る彼に一言

まあそういうわけで、いまだに彼のことを好きでいる状況ではあるのですが、なんかこれがもう恋心なのか、手に入らないものに未練を残したただの執着心なのか、実のところよくわからないままです。

恋は盲目って言いますしね…。なにか執着めいたものがなかったといえばウソになりますが…。
そういう底の浅い好意が見え透いてたから、離れてしまったのかなあ、なんて思わないこともないです。
まあ、そもそも期間限定で遊べる人を探してただけっていう状況なんだろうとは思いますけどw

もう連絡手段もないので、彼が今どこで何をしているかなんてもうわかりません。
体に気を付けて、自分の興味の赴くまま、楽しく逞しく生きていてもらいたいなという思いでいっぱいです。
たまに見る夢でくらい、仲良くしてくれれば私はそれで満足です。

どうかお元気で、さようなら。
酒飲んで酔いつぶれそうになっても、
せめて家にたどり着いて寝てくれよな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?