EMDbotさんの作品紹介
みなさんこんにちは!
連日、音楽情報を配信なさっているフォロワーのEMDbotさんが、4月の末でno+e一周年を迎えられます🎊
それを期に開催されたのがこの企画「noterサポートアニバーサリ」
私はその作品群の中から「コンフェスコ」という連載小説を紹介させていただきたいと思います。
やさしい口調で語られるこの作品を是非ともみなさんにも読んで、触れていただきたいと思うからです。
記事の最後に、私の愛するnoterさんを紹介しています。どうぞ最後までお読みください。
よろしくお願いいたします。
コンフェスコは成長をつづける 【791字】
ここではハツカネズミのコンフェスコと11人の兄弟姉妹、そして継母という家族のストーリーが静かな語り口で語られる。
最初はコンフェスコが生まれる前に亡くなった兄と姉のことから始まる。
ある日、隣町に旅をすることにした彼は、途中で2人の墓に立ち寄る。兄は小麦の種が好き、姉は樹の実の汁が好きだったという。そのことを継母から聞いていた彼は、それを見かけたら買ってくることを2人に約束し、旅の無事を祈る。
コンフェスコの性格を垣間見るシーンである。これは彼の基礎を成すエピソード。この物語に流れる大切な要素である。
現在、2章からなるこの物語の前半は、コンフェスコの成長のお話である。
冒頭にあったように、隣町に出かけようと考えたコンフェスコはある出来事を回想する。
当然のことながら、コンフェスコの住む場所には彼の家族以外も住んでいて、そこにはコミュニティーがある。
コンフェスコはコミュニティーから固く禁じられていたことを破ってしまったことがある。それによって彼自身もひどい目に遭い、友だちは癒えることのない傷を負った。
好奇心の赴くままに行動したことが招く大きな代償を経験する。
この悪夢は、コンフェスコを叩きのめすと同時に、成長させたに違いない。
次の章は姉のダフネの恋物語。月の満ちた夜に小さな広場で歌う男性に恋をする。
恋心を抱いたダフネのいじらしい様子は、誰しも共感できるのではないだろうか。恋をしたダフネの普段の生き生きとした様子や一途に思う姿も見どころである。
美しい光景の中で、進められる恋物語にはため息が漏れる。月の下で歌う歌が聴こえてくるようだ。
現在は20話まで読むことができるこのコンフェスコの成長の旅の物語、これからどんどん成長を続けるであろうこの物語には、もしかすると完結がないのかもしれない。
私たちと共に成長を続ける物語なのではないかという気さえしてくる。
私が紹介させていただくミモザさんは、ファンタジーの名手だと思っています。花や昆虫、小動物に温かい目を注がれる姿勢はEMDbotさんに通じるところがあります。
noteでは詩や短歌、それらからイメージするショートストーリーを書かれています。
ステキな作品を挙げるとキリがありませんが、今回はミモザの花がモチーフの作品を取り上げさせていただきました。
ミモザさんの作品は何気ない日常にふっとファンタジーが零れるようなものが多い印象です。
いつの間にかその世界に引き込まれてしまいます。
どうぞご覧になってください。
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