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妄妄 毎週ショートショートnote

サスティナブル妄想   【410字】

惨憺たる炭酸寝顔の彼。
S湖からプチプチ浮かんでくるのはほとんどダジャレの類い。
出来ては消え、浮かんでは消えを繰り返すばかり。鼻風船やよだれドロップも一緒くた。
だから誰も寄り付かないが、見分け方は簡単さ。
有機物のやつらは乾くとカピカピになって白く得体の知れないものができる。それはカエルの足跡と同じ。牛肉のドリップと同じ。偏に風の前の塵におなじ。
無機物の炭酸はあっさりしたもんだ。パッと弾けたら後には何も残さない清々しさ。灰も残らない完全燃焼Like Joe。跡を残さぬそのやり口は鳥さえ見習うほど。
でもあのだらしない寝顔はいただけない。小鳥はみんな飛び去って、あとはハゲタカとコンドルの類い。因みにハゲタカは架空の動物。
母親の懇願で僕はほっとくことにした。
僕がそうしたからじゃないと思うけど、彼の炭酸の泡から何かが析出している。
そいつはきっとラムネだ。
あいつの寝顔はラムネ炭酸寝顔だったってわけさ。
結論も惨憺たるもんだ。
      了

*スズムラさん、せっかくのかわいい画像を汚してごめん<(_ _)>
あやまっとく^^;


たらはかに さま
よろしくお願いいたします。


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