不謹慎極まりないかもしれないが・・・。

外へ出られないのはツラい。
あたしゃギターが弾けるのが精神的にホントに救われているのだ。

そんな時。
某【HARD OFF】のジャンクコーナーで出逢ってしまったのが運のツキ。



【Maruha Guitar】F120Mというアコギ。

あたしの記憶が確かならば、
その昔に福岡県は久留米市にあったギターメーカーだそうな。

今はもうそのメーカー自体は無いらしいですが、
現在久留米市に【アストリアス】というギターメーカーが存在してましてねぇ。

その【Maruha】イズムが【アストリアス】に受け継がれていたりして・・・なんてウワサがあるとかないとか。

サウンドホールの中を覗くと〜。

「72.C23」というスタンプが押されていたので、
もしかしたら1972年製なのかなと推測できるかと。

だとしたらば、
今年48歳のおっさんギターか。

この手のビザール的なギターって結構魅力的に見えてしまうのよねぇ。

だってさ、
誰も持ってねぇんだよ(笑)。

古いギターだという証拠に、
上の画像にもあった通りにゼロフレットが存在してまして。

昔の国産のアコギにちょいちょい存在していたゼロフレット。

構造的にはなきゃマズいのもしれんけども、
プレイヤーサイドからしたらば、
オトコの乳首と同じであんまりあってもなくても変わらないかとは思うが(笑)。

ただジャンクで売られている理由も何となく分かりまして。

まずはネック。
純ゾリが入っているのは仕方なしだが、
そこまで苦痛なホドのソリではないので、
カポして弾けば特に気にはならないレベル。

次!

3弦のペグが異様にカタいなと思ったら取れかけてるし!(笑)

ペグが全体的に固くて回しにくいのは古いギターあるある。

このレベルなら100円ショップのちっちゃい木ネジで応急処置出来たし、
ペグを外してバラして潤滑スプレーを吹きかければスムーズに動くのよ。

潤滑スプレーっつうても某5-56でなくても、
これまた100円ショップの安いスプレーでも対処出来まして。

だがしかし。
厄介だったのがもう1点あってねぇ。

エンドピンが見事にバラバラ(笑)。 
これにはワケがあって。

どうやらブリッジ自体がオリジナルではなく最近付け替えられたモノみたいで。

しかもエボニー(黒壇)っぽいし。

だからオリジナルのエンドピンがまぁ合ってねぇんだ(笑)。

あたしのストックからかき集めたのが6弦から、
プラスチック
プラスチック
牛骨
牛骨
ブラス
Maruhaオリジナルのプラスチック

・・・というカオスっぷり(笑)。

ピンが少しでも合うように、
粗めの紙ヤスリでもってブリッジピンの穴を少し削って拡張させるひと手間を。

弦もエレキのニッケル弦が張られていたので、
有無も言わさずあたしの愛用弦【Elixir】に変更。

かなり手間が掛かってしまったが、
あたしなりの調整が終われば何とか使えるレベルにはなってくれて。

しかもネックが異様に細くて弾きやすい!
手の小さいあたしにはコレが一番ありがたくて。

音が良くても弾きにくいのはやはり弾く気が失せてしまうモンでして。

コレで5000円ちょいって有り得ねぇクオリティーなんだがねぇ・・・(笑)。

金が無ぇから、
まぁ手持ちのゲームソフトを売って足しにしたのはショナイだけども(笑)。

フィンガーピッキングよりも、
ピックでガシガシ弾くのが合っているかも。

おそらく合板であろうあまりサスティーンがない硬めの音は、
年数が経つとそれが味になるモンで。

ピックアップを載せてもおもしろそうだが、
載せるとしてもマグネットよりもコンタクトピエゾのみが妥当かな?

ホントにおもしろいギターですよ。
こんな時期に手にしたのはホントに不謹慎極まりないしれんけど・・・。

【追記】
実はこのマルハギターなんですが、
経済的理由で手放してしまいました。

いくら弾きやすいギターでも、
使わなかったら・・・ねぇ。

ギターを手放す時はホントに苦渋の決断なんすよ。

(了)

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