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【クリア感想】Ghostwire: Tokyo【ネタバレなし】

総括

「Ghostwire: Tokyo」クリアした!
伝奇FPSアクションとして非常に面白い!
世界観も素晴らしいしストーリーも良かった!
ただ・・・ボリューム不足を非常に感じます。
15時間でやりこみ以外終わるのはちょっとなぁ・・・。
サイドクエストは今の倍ほしかったな。

感想

今作は、元カプコンで有名な三上真司さんが設立したゲームスタジオTango Gameworksの最新作。サイコブレイクシリーズでも有名だね。
親会社が買収されてMicrosoft傘下になるとは思わなかったわ。
このタイトル自体は2019年のE3で発表された作品。
当時所属していた中村育美さんのプレゼンテーションが非常にキュートでミーム化もして話題だったよね。

ここから大きく変わってないものの、正直もっとホラー作品になるとおもっていたから思ったよりカジュアルな仕上がりになってました。

舞台は渋谷。
街を霧が覆い、人々が消失。
事故に遭遇した主人公は奇妙な事件に巻き込まれていく。

大筋のストーリーはこんな感じ。
メインストーリーは重厚、でもサイドクエストはユーモラス非常に軽い。
様々な都市伝説オマージュが散りばめられているのも楽しいし、日本社会の風刺を怪奇現象に落し込んでいて、クスりと笑いながら楽しくサイドクエストを夢中でやってしまったよね。
幽霊や怪異以外にも妖怪も多く出てくるので、主人公が率先して解決していく感じは「ゲゲゲの鬼太郎」に近いと感じたわ。

ビジュアルも非常に良かったね。
サイコブレイクシリーズで培った、視覚的に超常的なものをみせることで気持ち悪さを感じさせるノウハウを日本のオカルトにきれいに落し込んでる。
違和感がないし、感嘆をもらしてしまうような独特な映像美も感じられたね。
街もまんま渋谷ではなく、うまーく嘘をつきながら外人も想像する架空日本に仕上がってるのが良かった。
あきらかに谷中銀座っぽいのをを組み込んでたり、日本の街を上手にまとめてたのも良かったね。

おそらく谷中銀座引用してる渋谷ぎんざ

敵も学生やサラリーマン等、現代的な皮肉も混じってるのも良かったね。
ただもう少し、人型じゃないのもいてよかったんじゃないかな。

アクションは非常に良く出来てる。
FPSなので、ハンドガン、ショットガン、グレネード、ボムみたいなニュアンスに近い技が存在していてそれを切り替えながら戦うゲームシステム。
FPSなれしてる人は違和感なくプレイできるんじゃないかな。
印を結んで技を出すのは面白いし、相手のコアが出たときのフィニッシャーも爽快感があって気持ちがいい。
ただもう少し広範囲技あっても良かったなという気持ち。
マップはそこそこ広く、架空渋谷をオープンワールドのように歩ける。
下手したら渋谷って入り組んでいるから・・・移動にストレスが生まれそうなところをうまくクリアしてる。
高いところに行く技を使い、そこから滑空して道路を無視しての移動もできるしファストトラベルもある。
縦横無尽に渋谷を移動できるのはそれだけでも面白かったね。

正直全体的には超満足!
なんだけれど・・・短い。
全体的にめっちゃいいのに短いんよ。
15時間ぐらいで、メインストーリー、サイドクエストが終わる。
メインストーリーは1.5倍ぐらいにしてもらって、サイドクエストの量が倍あったら最高だったろうな。
仲間キャラクターもいるんだけど、基本的にはサイドクエストあるのは1キャラしかいないし、もっとチームものとして落し込んでくれても良かったのに・・・。(読んでないけど前日譚ビジュアルノベルで補完されるのかな?
結構好きだった分、ないものねだりをしてしまうわ。

そんなわけでめっちゃ面白かったです!
ただ、この短さもあって3ヶ月後ぐらいにはDLCとかがない限りセールに並ぶだろうし・・・Microsoft傘下になったこともあってGamePassに早々に並びそうな気配をめっちゃ感じる。
でも、プレイヤー数増やしてIP確立して是非続編を作ってくれ!
今作を呪術廻戦みたいに渋谷事変みたいな扱いにしていろんな地方都市で解決していくようなIPに育ってくれると良いな。
非常に面白かったです。


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