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【クリア後感想】AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ【ネタバレなし】

総括

「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」クリアした!
面白かった!個人的には前作よりも色々な面で明らかに良い作品に仕上がってる。
ストーリーもフィクションを意図的に利用して個性的、その分疑問とかもいっぱい生まれるんだけれど、ちゃんとプレイしていれば違和感や疑問に対して丁寧に解答を用意してくれているのも良かったね。
ただ・・・QTEだけはだめだと思うわ。
正直、もう悪しき文化よなQTE。

AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブの簡単な説明

今作は「AI:ソムニウム ファイル」の続編。
スパイク・チュンソフト開発。
今作のディレクターは前作の打越鋼太郎さんから岡田昌さんに変わったね。
脚本は打越鋼太郎さんのまま。
打越鋼太郎さんは極限脱出シリーズも手掛ける人で、個人的にはこの人がシナリオ書く作品なら結構信頼して買ってる。
AI:ソニウムファイルを簡単にシリーズとして語るなら、主人公たちは警察の特殊な部署ABISに所属。
他者の夢に入り込み事件の真相を追求する!
というのが基本かな。
そして他者の夢に侵入するので、様々な描写があるのもこのシリーズの良さ。ファンシーな世界やドットの夢に入り込んだり、また真っ暗な陰鬱とした夢に入り込んだりね。
また、現実とは違う夢を見てる当人の理屈で夢に影響を与えていくのが面白いんだよね。何かを壊すことで扉が開いたりとかね。
あとは主人公たちの硬めにはAIを搭載した眼球をもってるのでそれを利用して事件現場の調査を進めることができるよ。
わからなすぎたらAIがサポートしてくれるのも今作の非常に良いところ。

感想

前置きはこんなもんかな、感想に入って行くよ。
ストーリーはオリジナリティが溢れていて面白いよ。
キャラクターも個性的だし、事件もフィクションを強く利用することでプレイヤーがなぜこうなったのかが全く想像できないところから推理できるのもこのシリーズの良さだよね。
あとは「AI:ソムニウム ファイル」の世界の常識というものを多く出してきて、理解できずに頭にはてなマークが出ることも多々あるんだけど、ちゃんと細かいものも伏線回収してくれるのは今作は親切で面白かったね。
前作の「AI:ソムニウム ファイル」の駄目だったところが笑えないオヤジギャグとドギツめの下ネタ多さが非常に残念だったのね。70点ぐらいとれる良作だったんだけど、そのおふざけのノイズが強すぎて全体的に評価を下げることになってしまったのよ。
今作は、そのふざけ方のバランスがちょうどいい。ユーモアというラインからはみ出してなくて作品の個性にしっかりと落とし込まれてる。
ゲームシステムは前作から大きく変わったところはないです。
まぁアドベンチャーであることに重きをおいて作っている感じなので非常に正しい。
ただ、ドラマティックにしたいのはわかるがQTEがおおい!!!
マジでだるい!QTEって面白くないんだよ!!!むしろストレスなんだよ・・・。
特に終盤での、QTEをやるために主人公が同じ場所を何故かずっと走ってる描写は正直ダサすぎる・・・。

そんなわけでQTEだけはガッカリしたもののそれ以外は非常に満足。
前作と比較して、より良い作品に仕上がってる。
今作で、ある意味で世界に関して詳しい言及がされるので・・・続編作りづらそうだなというのが自分の印象。
ただその言及の仕方が非常にゲーム的で素敵だったね。
面白かった。
あと是非ボーナスのあるモードまでプレイしてほしいね。
懐かしさとか色々混じってメッチャおもろかったわ。
謎解き作品ということで余り言及できないからこんなもんかな楽しい作品でした。
プレイ時間も約100時間ぐらいやってたっぽいしボリュームも十分。
是非アドベンチャーが好きな人はやってほしいね。
前作もセールで結構なやすさになるのでプレイしてみるのもいいかも。
(76点/100点満点中)



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