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【クリア後感想】STRAY【ネタバレなし】

総括

「STRAY」クリアした!
主人公である猫への異常なほどの解像度の高さ、また猫の低い視点からサイバーパンクな街を探索するのがただただ楽しい。
大筋のストーリーがあるのでダレないし、寄り道すればするほど世界の情報が揃って好奇心を掻き立てられる。
ただ、敵からの攻撃などで主人公の猫が痛そうなのがつらい・・・。そして、死ぬ回数で開放のトロフィがあるんだけど自分は取れないですね痛々しくてみてられなく・・・取れそうな気がしない。

感想

今作はBlueTwelve Studioが開発した作品。
少人数のインディースタジオで、自分たちが飼っている猫がモデルになってます。
詳しくはpsblogでも紹介されてるので見てみてね。
猫がサイバーパンクな世界観を歩く。単純に言えばそんな作品。
特筆すべきは、やはり猫への解像度の高さだよ。
ゲーム内で必要性が薄いが、まさに猫らしい行動が大量に用意されているのよ。
水を飲む、ボールに戯れる、布をもんだり、爪を研いだり。
じゃれつく動きとかマジですごいのよ。
ゲームが気になってる人はTwitterでstrayで検索して動画見て買うか決めるといいよ。
PS5だと主人公の猫が寝るとゴロゴロとコントローラーから音が鳴りながら振動するんだけどそれがガチで猫をお腹に乗せてるのと同じ感覚っていうのでも話題だね。
ロボットしかいない街を歩むのも面白くて、人間の残り香を感じられつつもロボットたち独自の解釈が溶け込んでるのが好奇心が刺激される仕上がりだったね。
感覚的にはニーアオートマタのパスカル村をみてる気分にも近かったな。

ただ探索するだけなら、要素の少ない箱庭にしかならない所を大筋のストーリーが用意されてるので、飽きが来た人はストーリーを進めることで違う表情を持った街並みに出会うことができるよ。
敵のような存在もいるので、緊張感のある展開もそこそこあったね。
あとは謎解き要素や、スニーキング要素など意外とバリエーション豊かなゲーム体験をさせてくれたのは驚いた。
個人的はクリアしたときに、主人公は猫だし、感動的とかそういう感じは薄いのだけどやんわりと感じる達成感のようなものがICOとかワンダと巨像とか・・・そこまでガッツリとした感動じゃないんだけど近しいような余韻がある作品だったな。
プレイ時間は、自分はサクサク勧めてしまったので2~3時間ぐらいでクリアしたけれど、そんな短さを感じない程度には満足できる作品でした。

いいコンセプト、いいバランスのゲームだったと思うな。
サイバーパンク好き、廃墟好き、猫好きに凄まじくおすすめです。

ただ、ちょっと懸念なんだけど自分はゲームの方向性(インディ開発、猫、サイバーパンク)が分かっているし、情報がSNSに出きってない内にクリアしたから楽しめた可能性があるきがする。
というか絶賛レビューが現状多いのはゲームの方向性がわかっている人たちが最速でプレイして極端な感想をだしてるんよ。
これから話題性だけでプレイする人が増えると短い、つまらない、過大評価とか叩くのが増えそうな気がするよね。
もしくはつまらなくは無かったけど、うーん・・・みたいな評価も増えると思うんだよね。
だから個人的に思うのは、PVみて初日に買おう!とならなかった人はセールまで待っていい!
という作品でもあると思います。(冬には35~50%OFFとかになりそう)
プレイヤーが絶賛してるやつがおかしいとか、絶賛できない自分は駄目なのか?とかそういう方向にいかないでほしさあるなぁ。
良くも悪くもインディー感のある触り心地のある作品です。

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