映画『茜色に焼かれる』感想 このクソみたいな世界の片隅に
観ていて、かなりストレス溜まる作品ですが、尾野真千子の暴発は絶品。映画『茜色に焼かれる』感想です。
スーパーの花屋のバイトと、ピンサロで働くシングルマザーの田中良子(尾野真千子)。彼女の夫である田中陽一(オダギリジョー)は、7年前に元官僚の老人によるアクセルの踏み間違いで理不尽に命を奪われていた。賠償金も拒否して、誰も恨もうとせずに生きる母親の姿は、息子の田中純平(和田庵)にとって誇りであると同時に、不可解なものでもあった。コロナ禍により破綻したカフェ経営を再開すべく、