映画『ライトハウス』感想 屹立する支配欲
観終わると、潮風と波でべったり湿っているような陰鬱な気持ちになれます。映画『ライトハウス』感想です。
孤島にやって来た2人の灯台守。年配でベテランのトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)は、勝手に仕事を割り振り、新人のイーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)が重労働ばかりを課せられる。普段の振る舞いもガサツで品性のないトーマスに、ウィンズローは不満を募らせるが、灯台守の期間である4週間の辛抱と、真面目に仕事をこなしていく。迎えの船が来る前夜、初めて祝いの酒