映画『聖なる犯罪者』感想 善悪ではかれない人間の本質
主人公の瞳がインパクト大。物語もなかなかの傑作でした。映画『聖なる犯罪者』感想です。
少年院からの仮釈放を控えた青年ダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)。院での生活で出会った神父の教えにより、彼の心はキリスト教に魅せられていた。自身も神父への道を望むが、前科者にその任は許されないと窘められる。出所後は、田舎の製材所での仕事をあてがわれていたが、乗り気のしないダニエルは、街の教会へと足を向ける。そこで出会った少女マルタ(エリーザ・リチュムブル)に、自分は司祭だと冗談を言う