5月12日(火) 憂鬱

Nemui morning.
知らない人達の日記を読む。それから自分の日記を読み返す。なんだこれは。

自分の日記が何なのか自分が何なのか急に分からなくなってしまった。
多分今PMSの症状で鬱が出ている。寝不足で加速した感じだろうか。
サプリメントを飲み始めたおかげか今月は症状があまり出ていないと思い込んでいたが、ノンストレスな連休期間を挟むことでピークの時期がずれただけなのかもしれない。

完全に終わった気持ちで朝食も食べ切れず、外に出て霧雨を見る。白く煙るような外界は気分に合っていて良かった。
今日はザ(在宅ワーク)というのも憂鬱を加速させていた。ザ特有の緩やかな監獄のような時間がこの部屋に流れることがもうはっきりと苦手になっていた。

近所の幼馴染の子が夜まで泣きながらザをさせられているそうだと母に聞かされた。酷い話だけれど、一方でそういう雇われ方を徹底的に避けてきた自分の判断の良さを改めて噛み締めてしまう。
とはいえ激務ではないザにもそれなりの苦しみがあり、他者のストレス情報が自分の慰めになることは有り得ないのだった。

巨峰味のカルピスを作って飲みながらザをし、昼休みの15分前からYoutubeをつけて昼食を済ます。
秋に買ったマウンテンパーカーを久々に羽織り街へ繰り出した。

平日昼間の我が街を見て回れることが無上の幸福を与えてくれる。どこを歩いても何を見ても嬉しい。
何かお菓子を買いたかったが何も判断出来ず帰路に着いた。これも鬱状態の症例なのかもしれない。

Nemui afternoon.
自主睡眠を挟みつつ何かを行った。給料が発生する程度には何かをしなければという一応の恐れを持ちながらひたすらに定時を待つ、これこそがザ特有の緩やかな監獄のような時間だった。

サボりながらnoteを見ていてふと出会った日記のほんの何行分かの描写がとても良く、うわあ良いなあと思っているうちにやっと日記を書けた。
良いものや新しいものを読めば必ず何か押し出されて来るし、読まないで書き続けることは出来ない。ブログでも日記でも詩歌でも、写真や映像なんかもそうだ。

ついに迎えた夕飯は親子丼。
テレビで"笑うと免疫力がアップする"という趣旨でサンドウィッチマンのネタ「謝罪会見」が流され大いに笑った。ここ13年間ほどずっと自分の中ではサンドウィッチマンが一番面白いことになっている。

おかげで気持ちがフッとほどけ、今夜は斉藤壮馬のエッセイを読んで眠ろうかなどと思いついたら少し元気が湧いてきた。
お笑いには地味に沢山助けられて来たよなと思う。いざという時のためにサンドウィッチマンのDVDを買っておこうか。

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