5月18日(月) ???

倦怠それが朝。サボろうかと思ったが、行く。どこへ?
どこかへ・・・それはどこかだった。眠りながら運ばれていく遠い遠い街の、どこか。

どこかで何かをした。そこでは倦怠が世界の全てだった。それ以外は、それ以外なんて無かった。何故ここにいるのか、ここはどこなのか、ここがゲシュタルト崩壊していく。

昼。昼なのかは分からない、きっと昼だった。何かを食べる。少女達が何かをしている。小さな画面の中、白い球を投げ、打つ。

何かが痛い。頭だった。白くて丸い小さな何かを二つ、嚥下する。少しだけ晴れる。何が?

白い部屋。水の流れる銀色がある。ここには誰も来ない。だから記述していた、何も分からないこの場所のこと。

どこかを抜け出し暗い街へ出る。暗くはなかった。名前の分からない花や、名前の分からない人。

高速で動く箱にいる。メールボックスを見る。何かが届きます。何かを送りました。読まれていなかったメールを開く、そこで読まれる----さんの言葉。

----?
----以外の何がこの世界なのだろう。

耳元に鳴る弦の重なり、駅に鳴る電子的な英語。明日というものがあるなら、今それはどこで鳴っているのか。

やがて彼女は迷い込む。

極彩色のマーケット。
赤や緑や黄色がある。

そして彼女は思い出す。
ここが私の街だった。
ここに私は生きていた。

そして彼女はシャキシャキ食む。
「レタス」を「トマト」を「きゅうり」を食む。
ここが私の家だった。

ここが私の本当だ。
倦怠それは遠い朝。
明日は来ない、来る、来ない?

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