9月6日(月) ニュージーランド行きたい

左腕の激痛に気付いた。4時だった。眠れなくなった。眠れないし着替えられないしこの腕で電車に乗るのは恐怖でしかないから今日は休むことにして、というか最初からそのつもりだったはずだ。むしろ順当に副反応が出てくれて夜神月顔で「計画通り」と言いたくなった。言った。痛いのは腕というか肩で、ミン・ユンギ氏が配達バイト中の事故で肩を壊したままBTSの活動を続けていたことを想起させた。彼は時にこんな痛みを抱えながら踊り続けて来たんだろうか、ならば正気の沙汰ではない。去年の手術が成功して良かったけど手術やリハビリの過程でこんなもんじゃない激痛と戦ったのだろう。本人はそんな素振りは見せないクールな爺さんみたいな人だけどだから余計に泣けてくる。それでという訳でもないがやることもなかったから一日中BTSの旅番組『BON VOYAGE Season 4』を観て2ヶ月越しくらいにようやく観終わった。ニュージーランドの湖水や雪山の美しい景観に魅了されつつ、番組とはいえ結構ハードに運転・自炊・キャンプを課された旅を通して彼らの本質に迫れたのが非常に良かった。後半になるほど疲れるはずなのにむしろ盛り上がっていて凄く楽しかった。ユンギ氏が毎晩のように黙々と料理を作っていてメチャメチャ兄貴肌なんだなと知れたり、ジミン氏がガチめに心優しくて友達想いで明るくて可愛くて良い子なんだなと感動したり、末っ子のジョングク氏が引くほど恐れ知らずで頼りになる器用な男なんだなと見直したり、メンバー皆に対する理解が深まった。7人の雰囲気、少人数での組み合わせの雰囲気も余さず体感できて良かった。彼らはやはりどこを取っても家族のように仲良しなグループではないが、多少距離があっても団結しているリアルな家族感は逆に安心出来るなあと思う。あと車中でひたすら歌ったり即席の番組テーマソングやUNOを盛り上げるBGMを作ったりしていて本当に音楽が好きな人達なのが伝わってきた。ダラダラ観進めてきたのもあって旅の終わりは自分の旅が終わるように寂しい。旅に出たい。気付けば腕の痛みも引いてきていた。引いてきたとはいえ接触すれば痛いから気を付けて寝た。

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