6月3日(水) 初めての色

いつもより早く起きようと念じて寝たらいつもより早く起きられた。
パソコンで色々してから朝食。やはり起きてから時間を置いて食べた方が食べ易い。

早めの電車に乗り込み3000年前の労働現場(会社の隠語)へ出征。
3000年前に到着し、変わらぬ太陽の光を浴びながら散歩していく。

この坂を何の気力も伴わず下降していくことが通勤

という、いつか詠んだ短歌をリフレインさせながら無気力に歩く。
労働現場は最短ルートで行けば坂の上に位置するのだけど、時間のある朝は街を大きく旋回することで坂の下に設定し直している。人と同じ道を通いたくない。

3000年前の労働を新鮮に体験していき昼食。
3000年前の上司が鬼滅の刃最新巻を貸してくれたため読む。鬼になった人の過去が皆しんどすぎる。

午後は3000年前のサボり場(トイレ)でサボりつつそれなりに働いているムーブをし、定時になった瞬間シャバに出た。
するとピンク色の夕焼け雲が広がっていた_____驚いて一瞬だけ足の浮遊を止めはっきりと空を見上げた。去年この労働現場に来るようになって以来初めて、本当に初めて見る定時の夕焼けだった。夏。

夏用の靴下を沢山買って家に帰った。
ピアノを始めようと意気込んで買ったレッスン本が届いていた。いよいよか___

夜は笑ってコラえてを見ながら青椒肉絲。
疲れ切っていた。3000年もの時を移動しているのだから当たり前のことだ。
今日も正しく眠りにつき、明日も早く起きたい。

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