6月2日(火) 日記を読んだ

いつぶりか分からないくらい久しぶりにスッキリと目が覚めた。
昨夜は現像した写真を眺めて良い気持ちになり、phaさんの『がんばらない練習』を枕元で再読していくことにして少し読んで寝た、多分10時半頃だった。
スッキリとした目覚めは再現性のないものではなく、スマホを見ずに本を読んで10時台に眠れば確実に得られるのだから毎日そうしたら良い。

水筒で水出しアイスティーを作りながらテレビをチラ見すると今日から唾液でのPCR検査が可能になったらしい。
や、やっっった・・・!
自分は感染症で死んだり殺したりすることよりもずっと検査が怖かった、というか検査を受ける羽目になったら発作的に自殺する可能性があって怖かった。(トラウマがあるため)
胸のつかえが取れたように清々しい、無敵だ、もう何も怖くない、俺に任せろ。これで向こう数ヶ月は安寧だ。早くインフルエンザの鼻水検査も完全普及して欲しい。

ここ二ヶ月で空いた電車に慣れてしまったから通常モードの電車がとても辛い。
真横に人がいるのに耐えられなくなり髪を目の横に持ってきてシールドを作った。耳にはオーケストラを流してシールドを作る。
人の日記を読んだり自分の日記を読み返したりした。

2000年前の労働現場(会社の隠語)に到着し粛々と動いていく。一時間ごとに滑り落ちてくる銭の音が聴こえる。
昼は昨日に引き続き街へ繰り出した。店のラインナップが元に戻っても物欲はすぐ戻るものではないようだ。
「ヨーグルトを使った のむ もも&プレーン 1日不足分の鉄」というナイスっぽいドリンクのみ購入。

鉄分を補給しながら午後も銭を掘る。
割と暇な期間に突入してきたため、いかに時間を引き伸ばすか、やってる感じを出すか、意味ありげにサボり場(トイレ)で過ごすか、を注意しながらやっていく。工夫してこそ仕事人だ。

やがて全て終わり2000年後に帰る。
帰りの電車も全く元通りの混み様で悲しいが、知らない人達の日記を続けざまに読んでいたらグルーブ感が出てきて楽しかった。
地元の薬局でバファリンライトを購入。効き目は控えめらしいがノンカフェインの頭痛薬を試したい。

夕飯を食べて皿を洗おうと思ったところでなんだかクタクタになってしまった。昔の労働は疲れる。まあ2000年前の出来事なんてもう覚えてはいないけれど。
オーケストラ演奏を聴きながら無事に皿は洗われた。オーケストラの音色がこんなにもキッチンに合うのだと早く知りたかった。

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