6月5日(金) アドリブ休日

寝る前に「明日は休む日だ」と予感していた気持ちが朝も変わらなかったため今日は労働をサボった。一応少しの逡巡はしたが躊躇わずに休むことが今の労働に対して唯一私が働きかけられるアクションだし、休むべきだというシグナルを裏切ったら自分は自分ではないと強く思ったため意思を貫いて連絡をした。

前の職場はいくらでも休めたけれど電話連絡なのが面倒だった。よく親に対しては出勤したフリをしてから建物の非常階段などで電話したものだ。
しかし今は電話がいらず活字で済む。活字ならいつでもどこでもいくらでも嘘をつける。今の職場の唯一良い点だ。

前職場時代も含め度々こういう日は訪れた。精神負債が限界を迎える少し手前、「休みたい」というか「今日休まねば自分が自分でなくなる」という激しい天啓のような警告のような予感が前夜または朝からはっきりと感ぜられる日。
それを押して銭を稼ぎに行く場合もあるが大抵はきちんと休んできた。そこには自信があるしそれが出来ない自分だとしたら私は全く自尊できない。
今日もまた一つ自信を付けられた。

労働が無効化されたことでニッコニコになり、一昨日からやりたいと思っていた4月初旬の手書きノートの打ち込みを行う。
絶対誰にも読ませたくなかったノートをインターネットに置いてみることは何らかの殻を破ると思った。生き恥を躊躇いなく晒せる境地に憧れがある。

手書きノートを活字入力でなぞるのは結構楽しかった。活字では出せないテンションで書いたものを活字で見返せるのは新鮮で良い。
自分としては手書きノートの方が読み返していて面白いけれど客観的に見ると痛々しい部分もあるだろう。まあ4月初旬はコロナで病むばかりで大したことは書いていないけれど。

noteを投稿して気が済んだのか一気にやる気がなくなり、その後本当に12時間くらいずっとYoutubeを観ていた。ボーナスタイムは無意義に過ごしてこそ有意義なのだ。
外にキャンプチェアーを出してカフェインレスコーヒーを飲みながらYoutubeを観るのはかなり良かった。

無意義というのは嘘で、意義を求めず快楽に従ってぼんやり過ごす中でたまに引っかかる部分が意義になっていく。
ニートの利点は時間が膨大にあるため濃い時間を過ごそうとしなくて済むことだ。惰性で適当に貪っていく物から急に新たな世界が開けたりする。

別に今日はそんなことはなかったのだけれど普通に面白い動画ばかり観て良い時間だった。
まず観たのは清竜人がセルフカバーした『イマジネーション』。彼がももクロに提供した可愛い歌だけれど竜人くんのセクシーな声で聴くとなんだか男同士のほろ苦い恋愛を勝手にイメージ出来て良い。

それから友人が毎日投稿している動画を最近観ていなかったためいくつかまとめて観た。語りの強度がある人はちょっとした話でもパッケージになるから面白い。
友人が何かのためでもなく視聴者に媚びることもなくただ撮りたいものを自由に撮って毎日投稿し続けていることにはずっとリスペクトがあり、多分それがなければ私はこの日記をやっていない。

続いてARATA DANCE SCHOOLさんによるSixTONES森本慎太郎くんのダンス解説動画。今回も勉強になった。
ふと恋しくなり久々にPassCodeのライブ映像を鑑賞。やっぱりPassCodeのライブには濃い希望が宿っていてこんな日には最適だ。

そして昨日知って観ようと思っていた「東方ステーション」最新回のアーカイブを観る。
ZUN様(東方Projectの作者)、粗品さん(霜降り明星)、ビートまりお(東方二次創作音楽の神)、金澤まいさん(東方好きの声優)というヤバすぎるメンツが東方を語ったりゲームをプレイしていてヤバすぎた。令和やぞ！

※東方Projectとは

粗品さんとZUN様がゲームをプレイしている様子や視聴者投稿の超絶プレイを見ていたらとても東方をやりたくなったが今日はやる気がなかったためプレイ動画を見て回った。
東方をきちんとプレイ出来る人の集中力や根気強さは本当に恐ろしい。
色々調べていたら最近プロゲーマーが東方をプレイしたとかで話題になっていた。東方がeスポーツになったりするだろうか。

夜はカレー。まさに海軍。
ニュースを見ると藤井七段が月曜からのタイトル戦で和服を着るかもという話題がありうわあ、そうか、その発想はなかった、と胸が躍った。過去一度だけ和服で対局した際の映像ではとても似合っていた。楽しみだ。

引き続きダラダラして寝る。こうして書き出してみると良い休日だった。アドリブ休日は魂の温泉！みんなありがとう！