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大人の発達障害と感覚過敏について

友人と過ごしていると、感覚過敏は、「甘え」「わがまま」「気のせい」「慣れればよくなる」と言われがちで、厳しく接したほうがいいと思っている人がかなりいることを実感します。特に発達障害への理解が進んでいない田舎では、親も子供が理解できないし、周囲にも親が甘やかしているのではないか、と言う目で見るお年寄りたち(に限らず)もいます。

今の子供たちは放課後デイなど少しは居場所もできてきたのだけれど、発達障害を持って周囲の無理解に苦しんできた大人たちは、本当に居場所が無い状態です。

感覚過敏は、「甘え」「わがまま」「気のせい」なのでしょうか?どうもそうは思えない、そう思ってネットで調べてみて、この資料を見つけました。

https://www.zmhwc.jp/pdf/news/20201204hikikenshu_shiryo3.pdf

感覚過敏のさまざまな訴えに対しては、ストレスをなるべく避けるのが一番の対処法とあります。

この資料をつくられた鳥取県立精神保健福祉センターというところに、メールをして、参考になる論文や書籍を教えていただけないか、とお願いしたところ、早速にお返事をいただいて、

この書籍を紹介いただきました。

私の友人はひきこもりではないので、紹介いただかなかったらたぶんこの書籍にたどり着いてなかったかもしれないと思います。
大人の発達障害について、特に後半部分に詳しく書かれています。

子供の発達障害への支援や、基礎的な理解についての書籍は多いのですが、大人の方への支援について書かれた本にはなかなか出合えなかったのは、「発達障害」というキーワードでさがしていたからかもしれない、と思ったことでした。

前半はひきこもりのことについて書かれていて、あまり関係がないかと思いましたが、読んでみると本当に様々な困難を抱えた当事者の方、ご家族などの事例を知ることができて、視野が広がったように思います。

後半の発達障害の知識については、かなり詳しく実践にもとづいて書かれています。ご家族、友人、支援者の方、また一般的に、広く読まれて欲しいと思います。

#友人が発達障害  #大人の発達障害


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