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2022年間3月に大学を卒業、獣医師。 野生動物が大好き。 幼少期からの野生動物に関わ…

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2022年間3月に大学を卒業、獣医師。 野生動物が大好き。 幼少期からの野生動物に関わる獣医になるという夢を捨てきれず、2022-2JICA海外協力隊/環境教育隊員としてウガンダ🇺🇬野生動物保護教育センターへ。 獣医師という職業をもっと多様化させたい。

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国際協力ってなんだ。

国際協力ってなんなんだろう。 国際協力なんて言葉はどうして生まれたのだろう。 誰か困っているとき助けが必要なときに 協力したり手を貸すことは 当たり前なことであって それは無意識下の反射であって、 そもそも本当に誰かを助けたいのであれば 「国際協力」なんてケッタイな言葉を使わずに 自分の思う通りにやれば良いのではと思う。 それを国際協力という言葉を使うことで なんだか胡散臭さが増す気がするのは、 私だけではないだろう。 なんとなく純粋な協力というよりは、どうしても ビジネス

    • 私は私が想像している以上に自分が「日本人であること」を誇りに思っていた。

      私が協力隊としてアフリカに来たこと、 その最大の理由はもちろん 「自分の夢を叶えるため」だった。 「アフリカに行き野生動物に関わること」は 私にとって長年の夢で、 心底ワクワクした気持ちで出国した。 と同時に、 日本が嫌だったから という意識がどこかにあったことは否めない。 「日本から出てしまいたい」という 日本に対する消極的な思いがあった。 「日本別にあまり良い国だと思わないし」 「日本のこの同調性、閉塞感、息苦しくて嫌い」 「日本にいたってつまらない」 「日本オワコン化

      • ボランティアだって「見返り」は欲しい。

        今回は自分の本音を書き綴る。 海外協力隊として活動をして、1年と8ヶ月。 1年目と2年目で、全く自分の心の持ちようや考え方が変わってきたように思う。 1年目は、とにかく その日できることに全力で過ごしていた。 目の前のことに一所懸命で、 他を顧みないようにしていた。 そうしていないと心が折れそうだった部分もある。 脇目もふらず、嫌なことや気になることに目を瞑っていないと、残りの期間が長すぎて。 自分が潰れそうで。 醜い部分に蓋をして、見てみぬふりをして 無理矢理ネガティブ思

        • 今食べたいものは何か考えてみた

          帰国が近づくにつれて、 「帰ったら何が食べたい?」 「どこにいきたい?」とよく聞かれたりする。 みんなさぞ、私が日本食に飢え、食べたくて食べたくて仕方がないと思っていることだろう。 残念でしたぁ。(残念でしたって何) 自分でもびっくりするくらい、 そんなに日本食が恋しくなっていない。 なぜなのか全くわからないが、 このウガンダでの2年間、 「別に食べれないなら食べれないでいっか」 くらいの感覚である。 同じ協力隊員の中には上京するたびに日本食レストランに行ったり、高いお

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        国際協力ってなんだ。

          ウガンダExpoで感じた感動と、ザワリ

          5月の末にTourism系のExpoが開催され、 さまざまな国のさまざまな団体から出展があり、 3日間盛大にイベントが開催された。 Munyonyo Districtの Speke Resort Hotelという、 G77サミットやお偉いさんたちが使うようなかなり良いホテルで開催されたため、ものすごく華々しく盛大なイベントであった。 驚いたのは出展した各団体の意識の高さである。 期限通りにブースや陳列品を準備して置くことは勿論、ビジターへの対応の仕方など 本当に「プロ」と

          ウガンダExpoで感じた感動と、ザワリ

          大学卒業から2年、改めて進路を考えてみる

          昨年にも同様のテーマで記事を作成したのだが、 それから1年以上経って協力隊活動も大半が過ぎ、 将来についてよりイメージが明確に湧くようになってきたので 改めて今後の進路について考えてみようと思う。 1年目とは変わった考え方 正直、1年目とは大分価値観や考え方が変わったように思う。 1年目はまだいろんなことへの希望があり、 あれもいいなこれもいいや状態で、 それが故のある意味 「一体何が良いのか分からない」  「自分は本当は何をしたいんだろうか」 という悩みや焦りもあり、

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          子どもが苦手な私の隊員生活

          私は子どもが苦手である。 嫌いではない。かわいいとは思う。 でも、遠くから眺めているからこそかわいいと思える、くらいの無責任な愛し方しかできない。 例えば子供同士が喧嘩しているのをみたら、いじめの現場を見たら、 ものすごくハラハラするし絶望感を感じてしまう。 子供が泣き喚いていたら なんで泣くのかわからずイライラしてしまったり、自分自身泣きたくなってしまう。 純粋な愛を持って懐き慕ってくれる子供がいたら、 嬉しい反面自分はどうしたら良いかとわからなくなってしまう。 口が悪い

          子どもが苦手な私の隊員生活

          まさか自分がそうなるとは@2回目の任国外旅行

          私のSNSをフォローしてくださっている方はご存知かもしれないが、割と最近までJICAの制度を使い、任国外旅行をしてきた。 せっかくのアフリカ隊員である特権を生かして、 アフリカの国々をできるだけ回りたいと思い、 ルワンダ、ジンバブエ、ザンビア、ナミビアの4カ国(トランジットのエチオピアと南ア含めると6カ国)を周回してきた。 もちろんその国その国の個性というか、違うところはたくさん存在する。 しかし今回、何よりもその旅行の過程で、自分自身の価値観の変化に驚いた。 主には、時間

          まさか自分がそうなるとは@2回目の任国外旅行

          協力隊で生き残る「強さ」とは何か

          「物事を本当に楽しむためには強さがいる」 私が大好きな漫画・アニメの言葉なのだが、 本当にそうだと思う。 ただ、「強さ」というものはTPOによって様々だと思う。 単純にフィジカル、パワー的な意味での強さのこともあれば、 精神的な意味での強さのこともあろうし、 強さには無限の種類がある。 今回は協力隊として生き残ること、 アフリカなんて土地で2年生きることの強さに焦点を当ててみる。 1. 環境に耐える強さ これは派遣先任地にもよるため一概には言えないが、 停電が日常的

          協力隊で生き残る「強さ」とは何か

          自分の愚かさと過ちに気づいた日

          活動の中で、誰しもが経験する(かもしれない)ことを、最近経験した。 忘れないように書き留めたいと思う。 それは、配属先の同僚と衝突することだ。 正確にいえば衝突ではないのだが、 ざっくりいうとウガンダ人の同僚に 「態度が悪い」と注意されたことだ。 「態度が悪い」と言われると そいつ、なんて酷いことを言うんだ!と勘違いさせてしまうかもしれないが、 これは意外と私を傷つける言葉ではなかった。 ことの経緯を述べると、 活動1年4ヶ月が経ち、現地の生活にも慣れ、 同僚の顔も見知

          自分の愚かさと過ちに気づいた日

          「愛する」ということ

          「愛する」 というのには大きく分けて2つがあると思う。 自分を愛することと、 自分以外を愛すること。 私はずっとずっと、子供の時から 「愛する」ということが苦手だった。 だって誰も教えてくれないし。 授業で習うわけじゃないし。 ①「自分」を愛する私だけじゃない、 おそらく多くの日本人は 「自分を愛する」ということが苦手で、 自己肯定感が低いように思う。 真面目で几帳面な方が多く、 空気を読んだりおもてなしをしたり相手を思いやる性質、他人に迷惑をかけることを悪しとする風潮。

          「愛する」ということ

          「死」が近くにある国

          あなたは「死」を感じたことはあるだろうか。 なんて、なんだか怖い宗教勧誘みたいな出だしになってしまったが、 死にそうになった経験はもしかしたら1回くらいあるかもしれない。(ちな私は2回ある)。 だが、「日本で」「それなりに普通に」生活していたら、死ぬことはあまりないし、 だからこそ人が亡くなることはとてもショックで辛いことで一大事である。 治安が最も良い国の一つである日本では凶悪な事件も少なく、それこそ武装集団やテロなどとは無縁に近い。 医療制度も整っているため、高度な医療を

          「死」が近くにある国

          「察せられない」ウガンダ人

          X (旧Twitter)でも少し反響があったので、 今回はこの内容について書いてみようと思う。 題名通り、ウガンダ人は 「察する」「空気を読む」ことができない。 いや、できないというと語弊がある。 「日本人とは空気を読む感覚が違う」 と言った方が適切だろうか。 例えばだが、 Case1 集中して何かしら作業をしており今は絶対話しかけてほしくない、という時に限って話しかけてくる。しかも私が少しそっけなく返事をしようものなら 「なんだよ、元気ないじゃないか。どうしたんだ、大丈

          「察せられない」ウガンダ人

          モチベーションの保ち方

          ウガンダで生活して1年少し。 正直、自分ができることは少しずつ見つけてはきたけれど だからといって毎日毎日やることがてんこ盛りというわけでもない。 あまりやることがなく、暇〜どうしようかな〜という日もあったりする。 自分が怠惰だからとかではなく、 本当にそういう日はあるのである。 日々の業務や生活リズムがマンネリ化し、 刺激がなくなり淡白な日々を過ごす。 日本でもウガンダでも同じだ。 しかし異なるのは、 ウガンダでは日本に比べて娯楽が圧倒的に少ないことだ。 ちょっと出かけ

          モチベーションの保ち方

          もう私は「お姫様」じゃない

          なかなか衝撃的なタイトルではあるけれども これは本当にその通りだと思っていて この世界において比較的若い方とはいえども もう27歳という年齢になり、 いわゆる「アラサー」と呼ばれるようになってきて、 いつまでも「若さ」「可愛さ」「愛嬌」だけでやっていける歳ではなくなってきた。 年相応の知性、品性、教養、常識、責任。 落ち着き、立ち振る舞い。 思考、行動。 大人の「女性」としての自分の理想、 外から求められること。 同世代には刺さるんじゃないだろうか。 これは「社会人」に限

          もう私は「お姫様」じゃない

          2023の振り返りと勝手に報告会

          2023年ももう終わり。 今年1年丸々をウガンダで過ごしたわけですが、 せっかくなのでそのまとめ兼報告を勝手にしようと思う。 1. Onsiteプログラム Onsiteとは私の配属先にやってくるビジター(一般観光客、学校の生徒、コミュニティグループetc)に対するプログラムである。 来てもらった方々に動物や生態系、環境問題のことなどを広く、時に専門的に授業したりアクティビティを行う。 しかし。 とはいえ。 私が来た時の配属先は、広い空間と自然、動物には恵まれながらもい

          2023の振り返りと勝手に報告会