2034 A novel of the next war

先日、読了しました~ 久しぶりに10日くらいで読み切った。ここ数年、読みかけで何冊も放置してる私にしては珍しい。

ということで、小説 2034 A novel of the next warの感想を。
多分、1回ではすまない。ちょっとずつ。
紹介したいquotes 引用とかいっぱいある。
それにな~読書感想文って、うまくまとめられる気がしない。

私は、「平時」の米軍が好きなWimpなおばちゃん。まあ、おばちゃんなんで、湾岸戦争などの開戦もテレビでいろいろ見てきましたけど(子供の頃はまだベトナム戦争やってたし)
ハイスクールの友達でGulf Warへ行った子も何人かいたし。アフガニスタン、イラクに派遣されてた知り合いもいるし。
戦後生まれではあるけれど、ある意味プチ戦時も体験したと言ってよいのか。
conflicts 紛争 程度ならまだしも、日本の近くで起こるとなるとと思うとね。大戦系だけは勘弁と思ってる。

★階級とか間違ってるかも。一応、ググったけど。

2034 A novel of the next war 


2034年次の大戦
とでも訳すべきか。

読みたいと思ったら、どうしようもなく、Kindleでぽちっとなとしてしまった。

画像1



ミリオタなら、読まないかん!と意気込んだものの、実は読み始めてわりに、早めに怖気づいてしまいました。 読んでて気持ち悪くなって。読むのやめようか~と何度か思いました。
メインキャラクターの一人、Sarah Hunt少将というキューバ産の葉巻をたしなむ女性司令官に感情移入したり、Wedgeと呼ばれるパイロットの私がおかんだったら、どう気持ちの処理をするんだ!とか妄想しながら、読み過ぎて気持ちが悪くなった。


作者は二人

Elliot Ackerman

は、海兵隊の退役軍人。Five tours 5回の派遣でイラク、アフガニスタンにも行ったことがあるらしい。
bronze star, silver star なども米軍の勲章もとっていて、purple heartもとっているということなので、軍にいる間に負傷したんじゃないかなと思う。purple heartは負傷したり亡くなった場合にもらう賞だと思う。

Admiral James Stavridis

はNatoの司令官もつとめたアメリカ海軍の大将

書いた人がこのような方たちだったので、絵空事というより、ありそうな内容で本当に、読みながら震えた。だからこそ、吐きながらでもw読んでおくべきだと、自分を何度も奮い立たせ読み切ったよ。

読み終わった後に、Elliot Ackerman のインタビューを見たら

How do you classify this book? Is it fiction or prediction?
この本のジャンルは?フィクションですか、予言ですか?

と聞かれていて

I think it’s cautionary tale, is probably the best way to classify.

「警告の物語」と分類するのが一番ではないかと答えてた。

この本を読み始める前に、6年以内に台湾進攻があるという記事を読んでいたし、

China could invade Taiwan in the next 6 years, assume global leadership role, U.S. admiral warns

読み始めてからも星条旗新聞で中国がらみの記事を見たりで、正直、読み終わった今も、そんなに遠くない頃に、米中戦争ありそうな気がしてる。私にとっては読むべき本で間違いなかったという気がする。

US aircraft carrier, destroyer busy in South China Sea despite Beijing’s new notification law


2034年は、アメリカ大統領も女性で、司令官のSarah Huntや彼女の部下の艦長も女性だ。これが男の大統領だったら、これが男の司令官、男の艦長であったらとかというのも考えさせられた。

あと途中で、 Admiral Isoroku Yamamotoの引用がでてきて、

いそろくって誰や?と思ったら山本五十六元帥だった。

日本がらみのシーンは、自衛隊が戦いでどう活躍したかなどは書かれてないけれど、

She considered the name of the ships-沈没したお船のなまえのリスト- whose blasted hulls rested on the seabed beneath her. And Japanese ships as well, battleships and carries.

このSarah Huntが乗ってる船が、これらの船の残骸が沈んだ海域を(These waters were a graveyard. この海域は墓場であるというセリフもある)通行するシーンで、海上自衛隊の船も海の藻屑的な表現で出てくるだけ。
自衛隊も中国にやられるんかい、って思ったら血圧がめっちゃ振りあがったわ!

Lin Baoって中国のAdmiralが、M&Mチョコをもしゃもしゃ食べながら登場するのには、つぼったけど。この彼の結末も、えぐい。

あと、プーチンも出てくるのよ。

Perhaps President Putin, now an octogenarian

↑ 80歳代のプー様登場。another poor Russianってもうこの時は、プーさまの偉大さはなくなっている模様。

他にも、メインキャラクター的な人物、キーパーソンも出てくるけど、またちょっとずつ。

日本語版が10月末くらいに、「2034 米中戦争」というタイトルで出るみたい。

「米中戦争」という英語版より、かなり攻めるてるタイトルw

だけど、米中が主だけれども、ここがドンパチすることで、ヨーロッパのほうも手薄になったりして、あーだーこーだーがあるから、「世界大戦」のほうがいい気もするんだけど。個人的には。
語彙拾いように、日本語版も買おうと思ってる。出てくる階級が、日本の防衛省基準がか、在日米軍基準かはたまた他の次元で訳されるのかが気になるところ。

結末もさわやかではないです。ネタバレ的な話でいうと

「カレー食うとけ!」
「さすが、カレーパワー」

がキーワードになります。
戦争に勝者はなく、負の連鎖でぼろぼろになるのに、なぜは人間はおろかに戦うのかなということも考えさせられるね。

どうしよう、だらだら書いたらネタバレになる?どんな風にこれから書いていこうかな。まあ、今日はここまで。



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