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アスリートの一瞬を永遠の一瞬に。 私たちは世界のスポーツを追いかけるスポーツフォトグラファーチームです。

最近の記事

クロスカントリー児玉美希「どんなに身体が小さくても、世界で戦えるようになりたい」

クロスカントリースキー。走法はクラシカルとスケーティング。ヨーロッパでは絶大な人気を誇り、オリンピックでも数多くのカメラマンが撮影に訪れる。よりよいシーンを撮影するために、ゴールのフォトポジションはいつもカメラマンでいっぱいだ。しかし、日本でそれほど馴染みがある競技かと言われれば、そうとは言えない。オリンピックでの日本選手の過去最高成績は男子が2002ソルトレーク大会・今井博幸の6位。女子では2006トリノ大会・夏見円、福田修子がチームスプリントで8位。世界との差はまだまだ大

    • リュージュ・小林誠也「リュージュをもっと知ってもらいたい。 そのために小林陵侑選手のようになれたら」 

      フランス語で「木ぞり」を意味するリュージュ。最高速度は時速150kmを超え「氷上のF1」と呼ばれることもある。 そのリュージュを今、日本で競技をすることは非常に難しい。日本に唯一あったコース・長野スパイラルは2018年には製氷をやめ、ソリで滑走することができなくなった。決して恵まれた状況とは言えない中、2022年2月北京オリンピックに日本勢として唯一出場した小林誠也選手。初めて挑んだオリンピックは32位と悔しい結果に。弱冠20歳でオリンピアンとなった小林選手にリュージュにつ

      • 北京オリンピックをどう撮影したのか、フォトディレクターの記録。

        アフロスポーツ・ディレクターの高橋と申します。写真でスポーツの素晴らしさを伝えるべくスポーツ写真撮影のディレクションや、SNSの中の人や会社の広報などを担当しています。 全世界で猛威をふるった新型コロナウイルスの影響で史上初の延期となった東京オリンピックが開催されたのが2021年7月。そのわずか半年後の2022年2月に北京冬季オリンピックが開催されました。世界でもまだまだコロナウイルスが収まらない中で開催された北京オリンピックは、一般市民の方々とは絶対に交わらないように「完

        • 写真で振り返るMGC ー女子編ー

          先日投稿した「男子編」に続き、女子編になります。 レースについて言いたいことは、「男子編」で書いた通りです。こうやって「男子」「女子」のレースを見比べてみると、展開の違いやフォトグラファーの視点の違いで、同じコースを走っているように見えないのが不思議です。

        クロスカントリー児玉美希「どんなに身体が小さくても、世界で戦えるようになりたい」

          写真で振り返るMGC ー男子編ー

          9月15日に開催されたMGC・マラソングランドチャンピオンシップ。日本マラソン界にとって歴史的レースに大会のオフィシャルとして撮影することができました。僕たちはカメラ車と呼ばれる車に乗り、先頭集団が目の前で繰り広げるレースの一瞬一瞬を切り取って行きました。沿道には応援する人たちで溢れ、これまで見たことがない風景が広がっていました。事前にどんなにシミュレーションをしても展開によって撮れる写真が変わってきます。改めてあの素晴らしいレースを「写真」で振り返りたいと思います。

          写真で振り返るMGC ー男子編ー

          「FOOT×BRAIN」で紹介された2枚の写真が撮られた15分間のエピソード

          今回のnoteでは、「FOOT×BRAIN」番組中で伝え切れなかったことや少し補足したいことを書いていきたいと思います。 報道の現場においてカメラマンに出来ることはとても限られています。思うようにいかないことも多々あり、想定は常に頭の上を飛び越えていきます。ある程度の撮れ高を確保するためにポジション取りは大切な作業の一つですが、W杯においては国際通信社に優先権があり、僕が選ぶ時には良いポジションは埋まっていました。 だからこそ、工夫が必要だと感じました。 1試合に200

          「FOOT×BRAIN」で紹介された2枚の写真が撮られた15分間のエピソード

          FOOT×BRAIN を終えて

          アフロスポーツの長田です。 先日4/20(土)にテレビ東京さんの「FOOT×BRAIN」に御縁あって出演させて頂きました! 番組作りに携わっていただいた番組スタッフの皆様、収録中も優しい言葉をかけて下さいました出演者の皆様、粘り強く企画を実現させてくれた弊社スタッフ、番組を見てくれた全ての方に御礼を申し上げたいと思います。特に制作スタッフの皆様の編集力は流石の一言で、僕の言葉足らずの部分を写真と構成でカバーしていただけて本当に助かりました! 僕は喋るのが得意ではないので

          FOOT×BRAIN を終えて

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6 その4(完結)

          アフロスポーツ・フォトグラファーの長田洋平です。 早いものでオトナのタイムトライアルを撮影させていただいてから約1ヶ月が経ちました。 オトナのタイムトライアルは僕の日頃の撮影技術をすべて出し切るつもりで挑みました。普段の大会の撮影は色々と制約があり、やってみたいことはあるものの実現できないことがほとんどです。ストロボを発光したり、ランナーに触れられそうになるくらいの近さで撮影させてもらったり、参加されたランナーの皆様や大会運営をされ方々には感謝しかありません!! 皆様のサ

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6 その4(完結)

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6 その3

          撮影レポートその3になります。 「どうしてこういう画を撮影したのか?」についてはこちらをお読みください。 質問・ご意見などありましたらぜひお願いします! それではどうぞ。 以上です。 次回、最終回の予定です。今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6 その3

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6 その2

          先日公開した撮影レポートにたくさんの嬉しい反響をいただきました。皆さま、ありがとうございました!掲載しきれなかったたくさん写真があるので、3回に分けてご紹介させていただきます。撮影した「意図」などは前回のレポートを読んでいただければと思います。 では、ご覧ください その3に続く

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6 その2

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6

          これまで市民レースを撮影する機会があまりなかったのですが、「オトナのタイムトライアル」が創り上げる今までにないスポーツ空間を撮影したみたい!という思いから、こちらから主催者の方に撮影させてほしいと連絡し、参加させていただけることになりました。 僕たちにできることは、撮影した写真を見てくれた人が「オトナのタイムトライアル」の凄さを感じてくれたり、次は参加してみたいとか、私も走ってみたいとか、少しでも思ってもらえることなんじゃないかと思ってます。 それでは、このレースを撮影し

          「オトナのタイムトライアル」撮影レポート 2019.1.6

          自己紹介

          はじめまして。アフロスポーツと申します。 スポーツを専門に撮影しているフォトグラファーチームです。 (現在は7名で活動) 最近はテレビやWEBメディアなどで「写真提供:アフロ」というクレジットを見かける方も多くいらっしゃるかと思いますが、そのアフロの中にあるスポーツ写真を専門に撮影する部門として活動しています。 「クリエイティブなスポーツフォトグラファーチーム」をコンセプトに1997年に結成し、1998年の長野オリンピックではオフィシャルフォトチームを務めました。以降は