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〇〇〇を増やせば増やすほど売れなくなるジレンマ

こんにちは、のぶです

今日はまずひとつ誤解を解くところから始めたいと思います。
それは、

「選択肢は多ければ多いほど良い」

と言うもの。


これ全くの逆でした。

感覚的に選択肢が多ければそれだけ自由度が高い→いいこと

と考えますが、


実際は選択肢が多ければ多いほど選べないと言う結果になってしまう。
と言うのが、心理学の実験で明らかになっています。

多すぎて選べない選べても……、な選択のパラドックス

選択肢が過剰に増えるとどういうことが起きるのか。

まずは選択肢が多すぎることで、とても選べないと言う無力感を感じてしまい
結果選択しないと言う結論に至る。


決定回避」と言う行動をとってしまうこと。

また、選択肢が多すぎるために期待値が上がってしまい
実際に選択した結果に対して満足度が下がると言う問題。
※何を選んでも「もっとよい選択があったのでは?」と後悔が残ってしまう。


選択肢過剰な状況で起きる↑のような行動心理は、
「選択のパラドックス」と呼ばれています。


選択肢が少ない方が成約率は高かった

選択のパラドックスを示す例として、【ジャム実験】と言う有名な実験があります。

ジャムの試食販売コーナーを作り、
24種類のジャムと6種類のジャムを置いた場合どうなるか、というもの。

結果として、より人を集めたのは24種類のジャムを並べた方でしたが、
集めた人数に対しての成約率は6種類のジャムを並べている場合の方が10倍近く高かったそうです。


コーナー自体はたくさんのジャムが並べられていて、
魅力的に思え、思わず足を運んでしまったけど

実際にその中から選べと言われると選択肢が多すぎて決定回避に陥ってしまった。
という感じでしょうか。


ジャム実験を行った心理学者が言うには、
決定回避させずに満足感も確保したいなら選択肢は5から9程度が
ちょうど良いと言うことです。

これアフィリに関係あるの?

長々好きなこと書いちゃいましたが、
これがアフィリエイトとどう関係あるのと言うと


いくつかの記事のパターンで、検索ユーザーに選択肢を提示するものがありますよね。

例えば「おすすめ炭酸シャンプー〇選」みたいな〇選記事とかランキング記事ですね。


これらに先ほどの話を落とし込んでみると、
〇選記事等の場合、〇の中に入る数字が大きいほど集客には有利になります。

確かにこの手の記事の場合、

数字が多いほどGoogleに評価されやすい傾向がある

と言う話もありました。
※けっこう前に見た話なので、今はどうなっているのかちょっと分かりません


Gooleは置いておいても、検索結果に

冬の乾燥対策におすすめの保湿クリーム5選
乾燥肌のあなたにおすすめの保湿クリーム512選

って並んでいたらつい下をクリックしちゃいません?

512個も選択肢があったら、
「完璧に満足させてくれる商品」がありそうですよね。

一方で〇選の中から商品を選んで購入してもらいたい、
という場合、〇の数字が大きいほど成約率は落ちる可能性が高い。

ただ商品の特徴を羅列したものをダダーっと載せていくだけだと

実際にページを見て大量の商品の中から選べずに
離脱してしまうと言う可能性が高いと言う事ですね。

ただ我々アフィリエイターの場合は
商品を試着させしたり試食をさせてあげられるわけでもなく、

そもそもこの場で商品を制約させることが目的ではありません。

あくまで我々が目的としているのは顧客の販売ページへの送客。
であれば決定回避→離脱にならないようにすることを優先したいところです。


そのためにも選択肢はできるだけ少なくして、
そのサイトが想定している検索ユーザにとって

ベストな選択肢を根拠とともに提示するのが良いのではないかと考えます。

実際に、〇選記事に取り組んでいる方の場合、

〇選の数字を大きく見せて集客しつつ、

少数の選択肢に絞り込んで選ばせる記事構成にして
比較検討しやすく提示すると言う見せ方をとっている場合もあるようです。

記事全体ではおすすめ保湿クリーム256選だけど、

その中でも特にコスパ重視なあなたはこの5選から選んでね
最近話題の保湿成分XXが入っているのはこの4つですよ
敏感肌の人にはこの3つが人気ですよ

みたいな。


こういう人にはこういう理由でこれがオススメ

と提示できれば説得力は増しますし、

成分、安全性、コスパなどの比較表をわかりやすく作りこめば
ユーザーの選択の大きな助けになります。


その結果、より売れるようになればこっちもうれしいということで、

ダダーっと商品を並べるだけでなく
知恵を絞ってユーザーの選択にかかるコストを肩代わりしてあげましょう。

では!

のぶ


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