260.サイレント
この間、私は仕事の関係で会社の近くにホテルを取っていた。
仕事が終わり、22時過ぎにチェックインして、「チェックインしましたよ」ととりあえず彼に連絡をした。
こんなとき、彼が単身赴任だったら電話し放題だけど、家族と暮らしてる今はそうもいかない。
すると、彼からLINEが来た。
彼との連絡手段は普段はLINEは使わないけど、彼がお風呂に入ってるとき限定でLINEで超くだらないやり取りをするときがある。
彼にしか送れないようなスタンプを買って、スタンプの応戦をしたり。
そして、彼はお風呂場でLINEのメッセージを全て消去して証拠隠滅してから上がる。
風呂に急にスマホ持ち込んだら怪しいでしょうにと言ったら、それは前からやっていて、奥さんも半身浴をしながらケータイでドラマ見たりしてるらしいので、彼の家では普通のことらしい。
で、ホテルの部屋にいるときに「お疲れ様です」とLINEが来たので、ちょうどお風呂タイムだったようで、私はスタンプを返した。
すると、LINE通話がかかってきた。びっくりして出たらすぐ切られて、LINEで「マイクオフでお願いします」と書いてきた。なるほど。
しばらくしてまたかかってきたので、私はマイクをオフにした。
バスタブに入っている彼が何も喋らずに映っている。
手話や読唇術でも使えればいいけど、そんなこともできないので、困ったら一度通話を切って、LINEでメッセージを送る。
何回かのやり取りを経て、お互いのセルフプレジャーを見せ合うことに。
通話を時々止めつつ、
「四つん這いがいいです」とか
「ち◯こが見えるように外カメラでお願いします」とか
「顔見えるように内カメラで」とか
「出るとこ見たいです」とか。
「やっぱりM字でイジってください」とかとか。
LINE見られたら完全アウトなやり取りをした。
(通話後にソッコーで消した)
お互い相手の要望通りに対応したけど、結局イケたのは私だけだった。
彼がイケるようにと私は必死で要望に応えたけど、今から考えるとM字でイジるのはホントに恥ずかしかった。。。
いかがわしいことをひたすらサイレントでやってる私たち。
結局彼はイケずじまいだったのは残念だったけど、遠距離になって会えないからと、まぁあの手この手で2人で工夫しようと色々なことを思いつくもんだと自分でも感心した。
次の日の朝は、彼の出勤のときにまだ私はホテルにいたので、"サイレントじゃない"電話でちゃんと会話することができてよかった。ちゃんちゃん。
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