8月20日

最近思った(わかった?)こと。

作品は、すぐ取り掛かって、勢いのあるうちに仕上げてしまうのがいいということ。

じっくり書くのもいいのかもしれないけれど、あんまり時間がかかりすぎると、着手しはじめたころの自分がどんなことを考えていたか、忘れてしまう。作品の鮮度も落ちる。気がする。

正直、このことは前から薄々気づいてはいたのだけれど、柴田南雄の「いま、何のために音楽するのか」(「日本の音を聴く」収録)を読み進めていくうちに、確信に変わった。

柴田氏は、だいたいどの曲も20日~長くて2ヶ月くらいで清書まで完了させている。そして、そのうちのどれも、依頼があった日の当日か翌日くらいにはだいたい着手している。

わたしにはこういう、スピード感がない。彼よりも、うんと歳下なのに。


作品への取り組み方は、作品全体が持つ空気や質感に少なからず影響すると思う。

今取り掛かっている、1年越しの作品も、いつカビが生えてもおかしくない状態だと思う。いい加減な気持ちで終止線を引くつもりは微塵もないけれど、ここからは猛スピードで書き上げないと作品がだめになってしまう気がする。

この週末に、今度こそ完成していることを願って。。


本日はこの辺で。。