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【作曲勉強メモ121】マイナーコードでのアヴェイラブルテンション4

もう一度作曲の勉強をしているerikoです。

今日はマイナーコードでのアヴェイラブルテンション4について


前回までマイナーコードでのアヴェイラブルテンションについてご紹介していました。

しかしメジャーコードでもドミナントファンクションを持つコードのテンションには例外があるという話をしました。

マイナーコードについても同様の例外が発生します。


その前に用語の解説をします。

ドミナントファンクションを持つコードというのはドミナントケーデンスを作るときの構成要素であります。

ドミナントケーデンス

ドミナントケーデンスというのはこういうⅤ→Ⅰ、あるいはⅤ7→Ⅰの終わり方のことです。

ドミナントファンクション

その時に使うⅤとかⅤ7がドミナントファンクションでした。

ポイントはB音です。このB音というのはC音に強く引き付けられる性質があります。


が、ナチュラルマイナースケールではそれがないです。

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サブトニック(黄緑)はありますが、トニック(C音)と半音2個分も離れているため引き寄せ力が足りません。


だからこそハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケールという矯正したバージョンができました。

ハーモニックマイナースケール

メロディックマイナースケール

そういうわけでナチュラルマイナーコードではドミナントケーデンスを作れないことになります。

ドミナントケーデンスが作れないのでドミナントファンクションもないということになりドミナントファンクションを持つコードのテンションの例外もありません。


まとめ

ナチュラルマイナーコードはドミナントケーデンスが作れないため例外のテンションはない。


次回予告

作曲の勉強したら報告する。

期限

2021年10月19日07:59:59

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。あなたがいつでもあなたらしく活躍できますように。