【写真展】デコート豊崎アリサ写真展「トゥアレグ 自由への帰路」
現在、東京・表参道で開催中の写真展に行って来た。
デコート豊崎アリサ写真展「トゥアレグ 自由への帰路」
2023年6月6日(火)~6月16日(金) 11:00AM〜6:00PM(最終日3PMまで)
数年前、デコート豊崎アリサさんが撮られたドキュメンタリー映画『Caravan to the future』を観た。
これはラクダで砂漠を巡る塩の交易を、監督もラクダで参加しながらカメラに収めた作品で、大変興味深かった。注文した翌日に物が届くような世界とはかけ離れた世界の話だ。
今回の写真展では、その時の写真も公開されている。
私は国土の大半が砂漠であるマリに滞在していたことがあるのに、砂漠に行ったことがない。滞在中バマコに居ついて、ほとんど旅行をしなかったのだ。
実は、マリがどこにあるかも知らなかった頃、当時つきあっていた人に「ラクダに乗りたい」と言い(どういう文脈だ?)、その次にその人と会ったときその人のタバコの銘柄がCamelに変わっていた、という実に恥ずかしくも文学的な経験すらあるくらい、ラクダは好きなのに…
日本にいた時よりよほど近くにそのチャンスがあったのに、バマコでこれといって何もない日常を貪ることで一年が過ぎ去ってしまった。
今となっては残念なことだが…
数年前に観たアリサさんのドキュメンタリー映画と今回の写真展で、行けたかもしれない砂漠や乗れたかもしれないラクダを堪能させてもらった。
アリサさんの著書『トゥアレグ 自由への帰路』は、第8回「斎藤茂太賞」受賞されたとのこと。おめでとうございます。
映画の中の忘れてしまった部分や、映画を撮るまでの経緯、そもそもなぜアフリカに興味を持ったのか、など興味深い内容と、豊富な写真でまた楽しませていただこうと思う。
ラッキーなことにアリサさんとピーター・バラカンさんのトークショーに参加できた。
和やかな雰囲気のなか、現在のマリの様子や、砂漠のフェスティバルについての話、音楽シーンの話などが聞けて楽しかった。
来週の金曜日16日まで開催しているので、関心のある方はぜひ。アリサさんは毎日在廊しているとのこと。
余談だが、会場に展示されていたこの緑のポシェット(?)見覚えがあって…
これ?(家にあった)
ミネコ
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