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人形浄瑠璃文楽をSDGsたらしめる修復のテクニシャンの存在[ニュース拾い読み]

国立文楽劇場で使用されている文楽人形はメンテナンスを受けて使い続けられている、という話。

記事では、国立文楽劇場の文楽技術室に所属する方々 を取材。

彼らは同劇場が所有する300近くの人形のかしら(首)などを修復して次の出番に備えるという役目を担っているそうです。

文楽人形のかしらは、演技に必要な細かい動きに対応できるさまざまな細工が施され、メンテナンスは欠かせないのだとか。

また、経年劣化や温度変化による損壊もあるため、公演前のチェックと、必要があれば塗り直しなどの作業も施すのだそうです。

演劇の美術や大道具小道具の類は「使い回せるものは残し、必要なときに新調」というイメージがあったのですが、確かに名人級の出来の良いかしらは貴重であり、それを少しでも長く使い続ける努力がなされることは必然であると、記事を読んで感じた次第。

また、精巧な仕掛けの技術を絶やさないためにも、日常的に人形の"体調"を"診断"する文楽技術室の方々の存在は、三業に加えて"四業"としても良いぐらいのものなのかもしれませんね。

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