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asepa「Next Level」考察①〜KWANGYAに生息するBlack Manbaとの闘い〜

初めまして、ハナハルです。

本日(2021/05/17)日本時間18時、aespaの新曲「Next Level」MVが公開されました。


「なんだこのかっこいい曲は」

視聴後後一番に出てきた感想でした。

公式に、ワイルドスピードのOSTである「Next Level」のリメイクであることは発表されていました。こちらを聞く前に、aespaの方のMVを見てしまったわけですが、


かっこいい。

何から何までかっこよくて、かれこれ10回はリピートしました。


さて、ここでaespaデビュー時からの「謎の単語たち」が山積みになっていることに気づいたことでしょう。

Black MambaのMVまでに登場した、ae、KWANGYA、NAVIS、RECALL、SYNK。

SMCUで登場した、FLAT。

そして今回、新たに登場した、KOSMO。

そして、Black Mambaという謎の巨大生物。

そもそも、aespaとaeの共存する世界とは一体どんなところなのか?


この記事、最初は「Next Levelの歌詞解釈」にする予定だったのですが、

その背後にあるストーリーに関する整理が必要だと感じました。


今回は、ある程度aespaの世界観が明らかになったため、私なりに必死に考えてみたストーリー、そして難解な単語たちの解釈を、

・aespaのデビュー曲「Black Mamba」

・新曲「Next Level」

・これまでのaespaの世界観にまつわるビデオ等

をもとに、行っていきたいと思います。


※この記事は、aespaの全動画を見て、何回もMVを視聴して深く考えてみた方にやっと伝わるか伝わらないかくらいのテンションで書いています


〜あらすじ〜

今日、世界の至る所で「SYNKホール」と呼ばれる不思議な光を放つ穴が都心の至る所に現れては消えるという不思議な現象が次々と起きていました。

そして、新しく我々人間の世界に現れた、「ae」という存在。SNS上にはデジタル存在であるaeと一緒に写った写真が投稿されてお李。aeは急速にその数を増しています。そんなaeについての研究が進められ、世の注目の的となっていました。

しかし、突如としてaeと人間の接続は「SYNK OUT」という現象により途絶えてしまい、人々はパニックに陥ります。

aeと人間の接続を強制的に分断した元凶こそが、「Black Mamba」。

ae-KARINA、ae-GISELLE、ae-WINTER、ae-NINGNINGの4人は、Black Mambaを倒すためにKWANGYAに向かいます。

〜あらすじ終〜


まず、aeとは何か。SMOCによると、

・aeとは、私たちがSNSに投稿したデータから作り出される、人格を持つ別の存在である

・aeを認識できる人、できない人がいる

ということ。


aeを形作るデータとは、教授が述べた「SNSへの投稿」だけでなく、私たちのSNSにおけるアクション(グッドボタン、ハートマーク等がある)だけでなく、メールやメッセージのやりとり、写真、クラウドの上のデータ、そしてなんと設定に及ぶまで、私たちが電子機器を用いて行うすべてのアクションが関係していることが教授のレジュメからわかります(SMOCの5分21秒辺りから)。


それでは、そんなae達はどこに存在しているのか。

ae達の存在する世界が、「FLAT」というものです。

FLATについては、デビュー曲「Black Mamba」中で、NINGNINGが

「私は世界の中心に あなた(ae)はFLATに」

と歌っており、FLATがaeの存在する場所であるということがわかります。

また、NINGNINGが続けて、「私の全てのアクション 幼い君に力を与える」と歌っています。

これは、人間の行動全てが、幼い君(形作られるのに必要なデータがまだ少ない状態で、成長しきっていないae)に影響を与え、力を与えて成長させる、というように解釈できるでしょう。


この「FLAT」は、aeの存在する場所であるとともに、人間とaeの連結状態であり、aeが形作られる場所でもあります。

FLATで形作られたaeは、P.O.S.(=port of soul=魂の港・輸送)※ と呼ばれる渦を通り、我々の存在する「REAL WORLD」に姿を現すのです。

この姿を現す現象のことを、「RECALL」と言います。

MY,KARINAでもae-KARINAが「今、RECALL時間が終わる!」と言ってから、上に発生したぽっかり開いた空間に帰っていきましたね。

ちなみに、RECALL時間外であっても、aeと人間はお互いに通信することができます。メッセージを送ったり、インスタライブを一緒にしたり、声をかけたりなど。

この時にae達がいる場所も、おそらく「FLAT」です。


SYNKレベルと呼ばれるものが最高潮に達した場合、RECALLによって人間とaeはREAL WORLDにて対面することができます。

この「SYNKレベル」については、どの動画でも明記されていなかった(されていても日本語ではなくて読めなかった)のですが、FLATの説明レジュメにて

The more both share idea and feeling... と書かれていました。

この、The more …という英語は、The more...,the more〜という形をとり、「…すればするほど〜だ」という意味があるので、

おそらくこの英文に続く文章を想定して日本語訳にすると、

「お互い(人間とae)がアイデアや感情を共有すればするほど、SYNKレベルが上昇する」

このようになると思われます。

つまり、SYNKレベルは、aeと人間の活発な交流によって上昇すると考えられます。

ですから、aeの存在を認識できない人はそもそも交流ができないのでaeに会うことができず、aeと交流できる人はRECALLによってaeと直接会えるので、どんどん親密になっていく、ということになるのでしょう。

※このP.O.S.は、冒頭で紹介したSYNKホールからaeが出現している描写があることから、同一の存在であると考えて良いでしょう。私としては、REAL WORLDに出現したものの呼び名がSYNKホールで、出現する前のae達がREAL WORLDに入っていく最初のワープホールがP.O.S.だと思っています。



それでは、aeはどのようにして我々と出会うようになったのか?

ここでキーマンとなるのが、「NAVIS」です。

「MY, KARINA」や、SMOCの冒頭に登場した、短髪でオールバックのボディスーツ姿のアバター。

「Next Level」中に登場した、ショートカット姿の、こちらを振り向いたアバター。

両者とも「NAVIS」であると考えて良いでしょう。

aeが発生した理由に関しては、これまで発表されたaespaの動画からは読み取ることができないと思っています。メンバーの顔が初めて公開された「aespa,MY KARINA」で、KARINAが突然発生したaeの存在に驚いている描写がされていることから、またGISELLEのソロ曲「SYNK」MVで、GISELLEが突然aeからのメッセージを受け取り困惑していることから、aeは人間が意図的に作り出したわけではないことが読み取れます。

aeは、NAVISを通してREAL WORLDに存在する自らを作り出した人物の存在を知ります。「NAVISがいなかったら、私はKARINAに出会えなかった」とae-KARINAが述べている通りです。

FLATと異世界を結びつけ、異世界の扉を開くことができる、aeを導く「NæVIS」です。



今回の「Next Level」で、aespa4人のae達は、Black Manbaを倒すために、Black Mambaの居場所である「KWANGYA」に向かいます。


KWANGYAについても、説明がありました。

「FLATの向こうにある」

「何も定められていない、無規則、無定形の無限の領域。」

そして、NAVISが扉を開いた先に、KWANGYAの景色が映し出されます。

その透明な壁の向こうの景色、これこそが「KWANGYA」です。透明な壁一枚を挟んだその向こうは、あの恐ろしいBlack Mambaが潜むKWANGYAなのです。

荒野のような場所に、たくさんの建物の残骸のようなものが浮かんでおり、ありえない重さの建物が浮かんでいることから、重力が無視されているような描写もあります。

そして「FLATの向こうにある」というNAVISの言葉。

FLAT、つまりaeが存在する場所は、透明な壁で囲まれています。FLATの中では、人間のSNS上の投稿が一面に表示されています(これらの情報をもとにaeの形成が行われる)。このNAVISの発言から、FLATの位置まで分かってしまいました。

この位置関係は、次回の記事になりそうですが「KOSMO」について考察する時に重要になってきます。

しかし、その透明な壁をaeは通ることができません。そこで、扉を開ける者であるNAVISが、KWANGYAまでの扉を開くのです。

(そうすると、どうやってREAL WORLDまでいっているのか?という疑問が生じますが、FLATは人間との連結が可能な状態にある場所なので、多分P.O.S.はこのFLAT内に発生するものなのでしょう)

Next Levelで所々登場する小さいリニアモーターカーみたいな飛行船は、NAVISが開いた扉からKWANGYAに向かう4人のae達が乗っている乗り物です。



突如出現したBlack Mambaにより、aeはハッキングされてしまいました。

これにより、ae達は人間とSYNK(接触・アイデアや感情の共有)ができなくなってしまいます(ae-GISELLEが姿を消し、服と持っていたペンが落とされている)

しかし、REAL WORLDには、黒いオーラを放つaeが同時に存在します(KARINAや教授)。

この描写から、Black Mambaは人間とaeの接続を分断するのみならず、REAL WORLDにも危害を加えようとしているのです。


ところで、aespaは「8人体制のグループ」です。

aespaの徹底的な世界観の教育において、そのようにメンバーが教えられてきたという記事がありました。

でも、実際にKWANGYAに行っているのはae達です。SYNKができない状態で人間がFLATやKWANGYA側に移動することも不可能ですし、そもそも大前提として、

FLAT→REAL WORLDへの移動ができても、REAL WORLD→FLATへの移動ができるかというのは、明らかにされていません。


しかし、Black Mambaの脅威は今や人間界に及ぼうとしています。こうなると、Black Mambaと戦うのが4人のae達だけである、というのは考えづらいでしょう。

8人グループであるaespaとae達、それぞれが別々の世界で共闘する、ということになっていくと予想されます。


さて、次の記事では「Next Level」の歌詞の解釈とさらなる世界観の説明を、これまでの考察を踏まえて書いていきたいと思います。








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