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1/400 Bigbird Korean Air Cargo Boeing 747-200F HL7408


プロローグ

こんにちは。
どうもここ最近は忙しい日々が続き、なかなかブログの更新ができていません。このフレーズも、もはや常套句になりつつありますが…
さて、ブログと言っても、ご覧のとおり今までのライブドアブログではありません。今回は試験的にnoteで記事を作ってみました。

常々思っていたのですが、ライブドアのスマホ版フォーマットって見づらいんですよね。今時PCでブログを見る方も多くないですし、せっかくなら見易いnoteにしてみるかと思った次第です。
この試みが上手くいきそうであれば、以降はnote中心で投稿しようかなと思っています。

本題に戻りまして、今回はビッグバードより2005年リリース、Korean Air Cargo HL7408 の紹介です。

1/400 Boeing 747-2B5F(SCD)

モデルについて

前述の通りこのモデルは2005年リリースで、初期のビッグバード(以下BB)製品になります。

パッケージを共有する形で、同じ2代目塗装の747-200と747-400Fが同時にリリースされています。個人的に、旅客型の-200だけ異様に人気で中々手に入らないという印象がありますね。

常々お伝えしている通り、BBの747シリーズは、リリースから20年近く経つ今でも世界中のコレクターから最高評価を受ける傑作であり、中古市場でも非常に高騰する代物です。

高騰していた原因が、このモールドのリリースが終わったから、なのですが、ここ最近ではJCウィングスとアエロクラシックス(以下アエロ)から、このモールドでのリリースが再開されました。
てっきり市場価格も落ちると思っていましたが、JCのリリースが極少(半年に一回 ☜??)だったり、アエロの方はクオリティが落ちてたりと、BBの希少性は揺るがなさそうなのが現状です。

さて、このモデルの塗装は大韓航空の2代目塗装。意外にもこの塗装は1980年代に登場しており、タイトルのサイズが変われど現在まで引き継がれる、歴史ある塗装です。
なかなか大韓航空の水色は表現が難しいのですが、このモデルは実機に寄せて作れていると思います。

このモデルの特徴は、メイン・アッパーデッキを含めて窓がないところと、ノーズカーゴドアがあるところ。旅客型からのコンバートではなく、最初から貨物型として製造された機体の特徴です。

理由はよくわからないのですが、なぜか旅客機模型では747のノーズカーゴドアの印刷が忘れられがちです。このモデルでは忘れずにしっかりと表現されています。

実機について

最後に実機について。
大韓航空が運用した747-200Fは合計10機で、うち生え抜きで製造時から貨物型だったのは5機。さらにそこから1980~1981年導入の3機と、1988年導入の2機に分けられます。
残りの5機のうち、2機は生え抜き旅客型からのコンバートで、残り3機が他社からの移籍です。

前者の5機の特徴としてアッパーデッキの窓がないことが挙げられます。747型には貨物型だけでも相当な窓割のパターンがあるのですが、実は完全な窓無しは結構レア。大韓航空以外だと、エールフランスカーゴやUTAカーゴ、JALカーゴの一部機体などで見られますが、決して数は多くありません。

Jet Photos @Mark Abbott より HL7408の現役時代

このHL7408は1988年12月にデリバリーされ、前述の後者のグループに入ります。またこの機体は生え抜き742Fの最後の導入でもありました。
ただしデリバリー当時のレジはHL7476であり、10年経った1998年にHL7408に変更されます。どうやら大韓航空では1998年に747の一斉改番があったようで、7470台の機体は7400台の数字を与えられています。

面白いことに大韓航空初の747-200Fは、生え抜き機ではなく1978年に導入したHL7441です。これはかつてルフトハンザでD-ABYEとして運用されていた機体で、747で初めて貨物型として製造された機体でもあります。(747-100には貨物型の設定がなかった)

大韓航空の-200Fは、かの有名なスタンテッドの事故で1999年に初号機HL7451を失いますが、それ以外の機体は、2000年初頭まで揃って在籍していました。
しかし2000~2001年にかけて-400Fが追加導入され、初期に導入した-200Fの退役が始まります。そして2004年には-400ERFの導入により、後期に導入した2機が退役しました。

当時導入された-400ERFは今なお現役(著者撮影)

HL7408は2006年6月に運用を終えてストア状態に。これを最後に大韓航空は-200F型の運用を終えました。

その後は2年ほどストアの時期が続きますが、2006年になるとN299JDとしてcargo360へ移籍。2008年には会社がサウザンエアーに買収され、N708SAとして運用されます。それから6年後の2014年に運用から外され、モハーベ空港でストア。そして2019年に解体されキャリアを終えました。

Jet Photos @Roberto Leiro より cargo360時代の塗装

この機体はキャリアを通じて太平洋地域を飛んでいたので、伊丹・関空・成田にはたびたび飛来し、cargo360時代には福岡にも飛来したことがあります。

エピローグ

ということで今回は大韓航空より 747-200F HL7408 でした。
大韓航空の塗装が好きというのもありますが、個人的には窓無しというスタイルが非常に好きで、前々からこのモデルを狙っていました。

加えてこの世界では、大韓航空747-200のモデルは旅客・貨物型を問わず、アエロとBB以外はほとんどリリースしてないということもあり、なかなか入手が難しいというのがあります…
初代塗装の747-200も一応BBから出ているのですが、そちらは中古ですら全く見かけません。いつの日か手に入れられることを願っています。

オタク会にて ベテランコレクター様はもっていらっしゃった。すごくすごい

ということで今回はここまで。
noteを使ってみましたが、見やすいでしょうか?
次回もnoteからの投稿になるかもしれません。それでは。

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