愛着スタイル①(概要と4つのスタイルについて)
考えようと思ったきっかけ
恋人とお別れした。
付き合っていた当時、元恋人との人間関係が築けていない、関係が浅い、受け入れられていない、と感じていた。
別れを告げられて、元恋人が初めて本音を言ったと思った。
本音をやっと聞けたので、ここからもう一度始めようと提案したが受け入れられなかった。
親密になることが怖いのか、と感じた。
その原因に愛着スタイルが関係しているのではないかと思ったので考えてみる。
自分の愛着スタイルについて
考えるにあたって、手始めに自分の愛着スタイルは何なのか知りたいと思ったので、診断テストをしてみた。
結果、自分自身も「回避型」と弊害になりそうな結果となった。
元恋人の愛着スタイルについて考えようと思ったが、自分自身についても考える必要があるかもしれない。
愛着スタイルとは
愛着スタイルは、人が他人との関係をどのように形成し、維持するかを理解するための理論だとのこと。
幼少期の養育者との関係が、その後の対人関係における行動パターンや感情に大きな影響を与える。
愛着スタイルは、対人関係やストレス対処能力、幸福感に影響を与え、幼少期の経験が基となっている。
ただし、愛着スタイルは一生を通じて変化が可能であり、治療や自己理解を通じて改善が可能。
自分の愛着スタイルの理解、適切な措置でより健全かつ満足度の高い人間関係を築くことができる。
愛着スタイルの種類
安定型 ( 信頼型 / 安定型 )
幼少期に養育者が一貫した受け答えをし、安心感を与えることで形成される。
他者との信頼関係と安定感を持ち、親密さと独立性をバランスよく保つことができる。
対人関係ではオープンな傾向にあり、感情を適切に表現し、困難な状況でもサポートを求めることができる。
他者を信頼し、深い絆を築く能力が高く、健全かつ満足度の高い関係を維持することができる。
心理的な安定感と全体的な幸福感が高まりやすい。
不安型 ( アンビバレント型 / 依存型 / 執着型 )
幼少期に養育者の受け答えが不安定、感情が安定しないなど、予測不可能な場合に形成される。
他者からの承認や愛情を強く求め、不安感が強い。
対人関係において過度に依存し、親密さを求めるが、同時に拒絶されることを恐れる傾向にある。
感情が不安定で、しばしば嫉妬や疑念を抱きやすい。
対人関係では過剰な不安感を持ち、満足度が得られにくい。
回避型 ( 拒絶型 / 避ける型 / 独立型 )
幼少期に養育者が感情的に距離を置いたり、一貫した十分な受答えをしなかった場合に形成される。
他者との親密な関係を避けがちで、自立を強調する傾向がある。
感情表現に抵抗があり、感情的な距離を保とうとしる。
対人関係では、他者に対する信頼が低く、親密さを避けるために感情を抑制しやすい。
ストレスがあったり困難な状況にあっても、自分一人で問題を解決しようとし、助けを求めることを避ける傾向にあるため、孤立感を感じやすい。
対人関係では深い絆を築くことが難しく、感情的な支援が不足しがち。
その孤立感や感情的抑制が、心理的なストレスや不安の原因となることもある。
未解決型 ( 混乱型 / 無秩序型 / 混乱型 / 矛盾型 )
養育者が虐待的であったり、非常に矛盾した行動を取る場合に形成される。
対人関係において一貫性がなく、予測不可能な行動を示す傾向がある。
人間関係で混乱や恐怖を感じ、安全な絆を築くことが困難。
感情が不安定で、時に攻撃的になることも。
幼少期に受けたトラウマや虐待が、スタイル形成に関与している。
人間関係において安全性と安定性を求める一方で、過去のトラウマや恐怖との闘いが続くことがある。
概要一覧
さいごに
調べてみて、「当てはまる」「なるほど」と何度も思った。
幼少期の環境で形成されると言われてしまうと、何とも言えない無力感を感じもする。
次は「回避型」にスポットを当てて考えてみたい。
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