健康長寿時代の「美ボディ」づくりへ

18年10月号
 
健康長寿時代の「美ボディ」づくりへ
 
日本女性のやせ過ぎは国際データ(※l)比較においても突出しているが、今年9月に発表された「平成29年国民健康・栄養調査」の結果も、女性の「やせ」(BMI<18.5kg/㎡)の割合はいずれの年齢も10%超で、特に20歳代女性のやせは21.7%と大きな割合を占めていた。若年女性のやせは骨量の減少や低出生体重児出産のリスクなどから改善目標(「健康日本21」の第2次)とされており、加えて、カルシム不足(※2)などの栄養バランスや運動不足も問題視されている。「ダイエット&ビューティーフェア2018」(9月10~12) では、これらの課題をテーマにいくつかのプログラムが実施された。
 ステージイベントでは経済産業省のヘルスケア産業課課長西川和見氏が講演で、今後の企業に必要な「女性の健康経営」に言及。また、管理栄養士によるプログラムでは「働く女性の健康管理」「正しい糖質制限ダイエット」が議論された。「糖質摂取」「抗糖化」「骨と筋肉」のトピックスや、食と運動に関するセミナーやイベントヘの関心は高く、展示会場でも、体の中からの美ポディづくりを応援する商材が各所で注目を集めていた。正に健康長寿時代の美容ピジネスを実感する3日間となった。
 ※1)WHO Global Database on BMI 2011-1-24 (※2)推奨量との比較

Diet&Beauty紙
10月号

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