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月刊プレイリストボーイ2022年9月号

【9月のプレイリスト】

01.ゴッホ/ドレスコーズ
02.スマイル/ホフ・ディラン
03.Goin’ Back/バーズ
04.Alameda/エリオット・スミス
05.君には時間がある/坂本慎太郎
06.CMoon/ウィングス
07.Raspberry Dream/レベッカ
08.Endless Sea/キャット・パワー
09.The End Of Summer/カーネーション
10.Mississippi Moon/ジェリー・ガルシア
11.黄金の月/スガシカオ

【メモ】

サブスクで「毛皮のマリーズ」を聴いていたら関連で出て来て何気に再生してみたらグサリと来た。もうカッコつけてる場合じゃない、オレもゴッホじゃいやだと思った。涙が出た。秋やね。

ラジオから森七菜のカバーバージョンが流れて来て思い出した。この曲がヘビーローテーションになってラジオからガンガン流れていたあの頃は「ホフ・ディラン」というふざけたユニット名が許せなくて敬遠していたが、とてもいい曲だ。大切な人が落ち込んでたら本当はこんなふうに声をかけたいんだけどな。

大名盤「名うてのバード兄弟」の中でも際立っていい曲だよなと思ってたらこの曲はゴフィン&キング作曲。当時、この曲とデヴィッド・クロスビーの某曲とどちらがアルバムに入るか競り合っていたらしく、拗ねたクロスビーはレコーディングに参加しなかったらしい。いやいやいやいやクロスビーさんあってのバーズですやんか。

ほぼ毎晩、エリオットを聞きながら寝る。

坂本慎太郎の新譜から。サーフロックというより加山雄三&ランチャーズの「ブーメラン・ベイビー」みたいなテイスト。これ「僕には時間がない」の方が主体だよな。出来ることは出来るうちにやっとかなきゃ。

9月というと、やはり月にまつわる曲が連想されるが「CMoon」とは三日月のことなので「中秋の名月」って感じじゃない。マリンバとコルネットの音が好き。

レベッカには「Moon」という曲があるのだけど、オバケの声が入ってるという噂がいまだに怖いのでこっちにした。NOKKOは月に見られてるというシチュエーションが好きだな。

キャット・パワーのカバーアルバムから。彼女はインエクセスのマイケル・ハッチェンス主演の映画「ドッグ・イン・スペース」でイギー・ポップの「Endless Sea」を聴いて震えるほど興奮したらしい。彼女と同学年のオレもその映画を高校生の時にレンタルビデオで借りて観ていた。確か「シド&ナンシー」を観た流れで借りたのだった。パンクへの青臭い憧れに苦笑。(出典:キャット・パワー 最新アルバム『Covers』2022年1月14日 (金) 発売 インディーロック界の女王による必殺のカヴァーシリーズ3作目 フランク・オーシャン「Bad Religion」、ザ・ポーグス「A Pair Of Brown Eyes」のカヴァーも公開|ロック

夏の終わりのドロドロアイスクリーム。

ギターが一切入っていないけど、シットリ歌うガルシアもいいもんだ。

この曲の名曲たる所以はそれだけで何度も聴いていられるイントロにあると思っている。冷めたシカオイズムな歌詞も今聴くと意外と前向きに聴こえる。「夜空に浮かぶ黄金の月などなくても」結局ないんかぁーい!みたいなやり取りをしてるインタビュー記事を昔読んだことがあるが、それでいいんだと今は思える。


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