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月刊プレイリストボーイ2023年5月号

【今月のプレイリスト】

1.いい天気/ストリート・スライダーズ
初めてスライダーズのライブに行ったのは、この曲が収録されている「ROUTE S.S.」というシングルが発売された時のツアーだった。缶ペンケースのなかに3枚の8センチCD(スライダーズ、JOY POPS、土屋公平)が入ってるという、あのスライダーズにしては意外なほどアミューズメントに富んだ商品形態に驚いたもんだった。パンデミックによる制限から解放された今年のGWは概ねいい天気でしたね。武道館、行きたかったな。

2.Four Kind Of Horses
/ピーター・ガブリエル

毎月、満月の日ごとに新曲を配信しているピーガブ。こういう企画は、普段サブスクに甘んじてばかりいる後ろめたさから束の間解放してくれる。でもニューアルバムはちゃんとディスクを買います。イーノが参加してるのもオールドファンには嬉しい。

3.交響曲第5番嬰ハ短調 第2楽章
(グスタフ・マーラー) 
/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&
サイモン・ラトル

映画「TAR」の主人公はベルリン・フィルで初めてマーラー5番の録音に挑んでいたが、実際を調べてみたらサイモン・ラトルという英国の指揮者が録音していた。この第2楽章、コテコテに仰々しいが、これぞオーケストラの醍醐味って感じがして良い。

4.Justine/ドン&デューイ
南森町のBlues&SoulBAR「シカゴロック」にて、レコードで聴かせてもらった曲。その日は「ニューオリンズスタイルrock 'n' roll特集」だった。なるほど、黒人であってもBlues&soulとrock 'n' rollに分類するマインド、好きだな。

5.Ace Of Spades(ライブ)/O.Vライト
これもシカゴロックのサザンソウル特集の日に聴かせてもらった。他界する前年の1979年に行われた日本公演のライブ盤から。なんちゅうカッコ良さか。このバンドはドラムが独特。ハネてはいるけどロール感がなく不思議な重さ。

6.Let's Stay Together/ティナ・ターナー
正直、ブライアン・アダムスと共演した「it's only Love」が真っ先に思い浮かんでしまうのだけど、あらためてアル・グリーンの名曲を、いい感じにバタ臭い80'S色に溶け込ませるカバーに感服。いっときドナ・サマーと区別がつかなかった。全然似てないのに、なんでや?R.I.P

7.See You Again(feat.Charlie Puth)
/ウィズ・カリファ

「ワイルド・スピード」7作目「sky mission」あの奇跡のラストシーンで流れるこの曲は、撮影中に亡くなったブライアン役のポール・ウォーカーの為に書かれた。ドミニクとブライアンは「別れの言葉はなし」で、別々の道をそれぞれ車で走り去って行く。映画のなかではブライアンはずっと生きている。新作「fire boost」も楽しみ。

8.MAY/斉藤由貴
5月にちなんで選んだが、実は世界一好きな曲かも知れない。自閉症気味の「あなた」に寄り添うような眼差し。谷山浩子の詩は刺さるなぁ。


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