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日本語学習者のVRゲーム大会

冒険家の皆さん、今日も「俺はガンダムで行く」と言い捨てて飛行機から飛び降りていますか。

さて、昨日の夜は日本語教育学会が主催する「世界中の日本語教育関係者のためのオンライン交流会」というイベントに参加しました。僕も発題者の一人として、「VRのダンジョンで母語話者と冒険しませんか?」というタイトルで部屋をひとつ立てました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

ここで僕が提案したのは以下のようなことです。

1.いろいろな国の日本語学習者同士や日本人でチームを作って VR ゲームをプレイする大会をしよう。
2.その準備のためにまずは日本語教師でプレイしてみよう。
3.その準備のためのオンラインコミュニティを作ろう。

オンラインコミュニティのフォーマットはいくつか提案したのですが、今のところスラックのワークスペースが使いやすいようですので、このブログの読者の皆さんにもこちらにご紹介しておきたいと思います。これは僕の個人的なワークスペースで、この中に「 VR で冒険」という非公開チャンネルを作ってあります。今のところ8名が参加していますが、その他にもご関心のある方はいつでも大歓迎です。参加するには以下のリンクからお願いします。このリンクはあと5日ほどは有効ですが、その後は無効になります。有効期限が切れた後でこのブログを読んでいる人は、僕に直接ご連絡ください。
https://join.slack.com/t/adventurers-hideout/shared_invite/zt-nyzygout-6h0ssHClck1dcdqynlayZg

今回の企画はRecRoomというアプリを使います。Oculus でも PSVR(ソニーのプレイステーションで使う VR) でも使えます。VRではないですけど、外から覗いてみたいという方は、Windows の Steam というアプリから使うこともできます。Steam は有料かもしれませんが、RecRoom 自体は無料です。

僕はプレイステーションを持っていないのですが、Oculus Quest と、現時点では最新の Quest 2という機種でしたら、基本的なことは分かりますので、アカウントの作り方などのところからご相談に乗ることもできます。

これからご購入される方はこちらが日本の Amazon のリンクになります。
https://amzn.to/3lzSVWa

RecRoom をインストールしたら、まずはお互いに友だちになりましょう。RecRoom で友だちになる方法は2つあります。 一つは相手の名前で検索することです。ぼくの名前は「Boukenka M.」です。

もう一つは友達コードを使う方法です。ログインする時に、このコードを入力するか、ログインしたあとで、腕時計から「コード」→「コードを使う」でも使えます。僕の友達コードは「mw9a9nwm」です。このコードにはもしかしたら有効期限があるかもしれません。 コードを入力してみて無効になっていたらお知らせください。

なお、Oculus Quest を購入すると、 OS のレベルでの友達と、それぞれのアプリ内限定の友達ができます。今回は OS のレベルの友達ではなく、RecRoom というアプリの中での友達の話です。

無事、RecRoom の中で友達になることができたら、日時を合わせていよいよ冒険に出かけましょう。こうした相談も Slack のワークスペースの中でできると思います。

僕がお勧めしているのは、RecRoom の中の Quest for the Golden Trophy というゲームです。これは四人までのメンバーでチームを作ってプレイします。

それである程度、教師側がこのゲームの内容を把握したところで、身近な学習者の中から VR に興味がある人に声をかけたりして、学習者のチームを作り、最終的には多くのチームでゲームをクリアするタイムを競うような大会を実施できればいいのではないかと思います。

なぜ VR なのかと言うと、これは Zoom などのようにモニターを通したコミュニケーションではなく、同じ場所にいるという感覚が非常に強い体験だからです。 そして実際に VR が語学のツールとして高い成果を上げる研究結果も次々に公開されています。これらの詳しいことは以下の僕の本を読んでいただければ幸いです。

「異世界転送の用意はいいか: 語学教師のためのVR入門」https://amzn.to/313Id0Y

上にも書いたように、この記事でご紹介している Slack のコミュニティでは、とりあえず日本語教育関係者という条件は外したくないとは思いますが、 VR に関してはまだ触ったことがないという人も大歓迎です。ぜひお気軽にご参加くださいませ。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
「異世界転送の用意はいいか: 語学教師のためのVR入門」(電子書籍)
https://amzn.to/313Id0Y

むらログ: RecRoomで学ぶ日本語
http://mongolia.seesaa.net/article/479666384.html

むらログ: ソーシャルメディアとしてのVR
http://mongolia.seesaa.net/article/469207633.html


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