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グループ巡視の暇がない先生へ

冒険家の皆さん、今日も雪の林の中で鬼になってしまった妹と争っている炭焼きの少年の命を救っていますか?

さて、以前、「Zoomで講義をしてはいけません」という記事を書きました。そうすると、「人数が多い場合は学習者がちゃんと活動をしているかを確認するのが大変」という声をよく聞きます。ごもっともです。それで今日はこの問題をどうやって解決しているかをご紹介します。

端的に言うと、ブレイクアウトルームの間を一つ一つ見て回るのではなく、成果物が生成されるところをリアルタイムでモニターするということです。やり方は何でもいいのですが、一番簡単なのは、Googleドキュメントの共同編集だと思います。これも簡単なテンプレートを作りましたのでご利用ください。

Googleドキュメント「共有メモ」(テンプレ)
見て回る暇がないホストが成果物を見て全体の状況を把握するのに使います。

https://docs.google.com/document/d/17Fm_1mch9DxS8S2TNF8YLjc3FriXZY5YJAO5HXG1H7U/copy


このリンクを開くと、「コピーを作成」というボタンが表示されますから、それをクリックしてください。作成されたコピーはもうコピーした人のものですから、僕は内容を見ることはできません。

ここで作成された Google ドキュメントを学習者の皆さんにシェアするのですが、その時に二つ気をつけなければいけないことがあります。一つは学習者の一人一人のメールアドレスを入力するのはとても大変なので、「リンクを知っている人は全員アクセスできる」という設定にしておくことと、「見るだけではなくて編集もできる」 設定にしておくことです。

具体的な手順は以下の動画で撮影していますのでぜひご覧ください。

むらつべ 「グループ巡視の暇がない先生へ」 - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=e8b0KSHdKQs

繰り返しますが、大切なのはブレイクアウトルームの間を一つ一つ見て回ることではなく、成果物をリアルタイムでモニターするという考え方です。 これで効率的に学習者の能動的な学びを支援することができます。学習者の数が多いからと言って一方的な講義形式しかできないという訳では決してありません。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
むらログ: Zoomで講義をしてはいけません
http://mongolia.seesaa.net/article/474591708.html

Googleドキュメント「共有メモ」(テンプレ)
見て回る暇がないホストが成果物を見て全体の状況を把握するのに使います。
https://docs.google.com/document/d/17Fm_1mch9DxS8S2TNF8YLjc3FriXZY5YJAO5HXG1H7U/copy


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