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「むらログ: 練習から体験へ むらログ2021」

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

この年末年始の間に大急ぎで去年の僕のブログを書籍化する作業をしました。
印象としては、今年はブログの記事を書けない時期がちょっとあったりしたのですが、
逆に非常に書きたい時期もあって連日投稿していたりして、振り返ってみると1年間で51本のブログを書いていました。 平均してみると、一週間に一本ぐらいは書いていたことになりますね。

ご存じの方も多いと思いますが、後半はPodcast 用のコンテンツとしてしゃべって、それを自動文字起こしを使って文章にするという形をとっています。

今日のこの記事は久しぶりにPodcast からの文字起こしではありませんが、もちろんキーボードではなく音声入力で書いています。

さて、今年も皆さんにこの書籍の購入を通して、「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールにサポートをお願い致します。

まず最初は、この本の広報のために、1月8日にこの本を購入して、お時間のある時にレビューを書いてくださる方を募集いたします。

もちろん、レビューしてくださる方のレビューしてくださる方には、 本は僕からご献本いたします。 ただし日本の Amazon のアカウントをお持ちの方限定になります。

ご協力してくださる方は、以下の申込フォームにご入力くださいませ。
https://forms.gle/yZEpPZRaz7R466jj6

今年は昨年よりもお安く日本円99円で 販売いたします。そのうちの30%が印税として僕に入りますので、その全額を先程ご紹介した NPO 法人に寄付いたします。 (本の価格は広報が一段落したあとで値上げする可能性があります。)

以下はこの本のまえがきの部分です。

「はじめに

「練習から体験へ むらログ2021」を手に取ってくださった皆さま、ありがとうございます。

この本は2014から続いているシリーズで、僕のブログ「むらログ 日本語教師の仕事術」の内容を書籍にまとめたものです。

書籍化する作業も全て僕自身が行っているのですが、2021年を振り返ってみると、やはりコロナウィルスの影響で「体験」のかけがえのなさが浮き彫りになった年だったのではないでしょうか。

Zoomを始めとするオンライン会議システムのおかげで、リアルタイムで顔を見ながら意見交換することは全く不自由しなくなりました。しかし、その相手はあくまでもモニターの向こうにいる存在であり、「遠隔」「リモート」という言葉が示す通り、実際の体験ではありません。相手の顔は見えていても、あたかも刑務所のガラスで仕切られた囚人と訪問者のように、「こちら」と「あちら」という2つの世界に隔てられているのです。

これまで当たり前だったそうしたことがコロナ禍により難しくなっているという状況が世界規模で続く中、あらためて「その場に行くこと」「その場の空間を共有すること」の価値が再認識されているように思います。

僕自身も2020年にインドの日本語教育の支援を遠隔で始めて、2021年はようやく9月からインドに派遣され、現地の人たちと同じ空間を共有することができるようになりました。触るものもすべてがインドで、味も香りもまさにマサラです。こうした体験を通すことで、やはりコロナ禍により失われていたものの価値をあらためて痛感しました。

その一方で、従来の教室で行われてきた文型練習を中心とする授業は、日本語学習者1200万人を抱える Duolingo などのアプリや MOOC、YouTube などに代替されつつあります。また、2021年に出版されて「2021#日本語教師ブッククラブ大賞」を受賞した『第2言語習得について日本語教師が知っておくべきこと』でも指摘されているように、文型練習が言語習得で果たす役割が非常に限られていることも周知されてきています。

そうした背景から、「むらログ2021」は「練習から体験へ」と名付けました。この本が多少なりとも21世紀を生きる日本語教師の皆さんの成長に役立つことを祈っています。

なお、2021年中にこの本をご購入になると、その収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールに寄贈されます。」

「練習から体験へ むらログ2021」

さて、岸田内閣は特定技能の全ての職種の熟練労働者のビザの更新を無期限に延長する準備をしています。 特定2号の場合は家族を日本に呼び寄せることも可能になります。 しかし、現在、日本語教育のサポートを受けられるのは、特定2号の熟練労働者の本人のみで、随伴家族の日本語教育の支援は こうした NPO などに丸投げされているのが現状です。ドイツなどをの例を見ても明らかなように、こうした移民の皆さんの日本語教育を実施できないと後で社会の分断などが起きて、社会にとって大きな負担になってしまうリスクがあります。

皆さんが僕の本を広報してくださることにより、こうした NPO への財政的な支援を行うことができ、回り回ってそれは僕たちの社会を多様で豊かで強い共同体にしてくれるものと信じています。

2022年もどうぞ宜しくお願い致します。

そして冒険は続く。

【『冒険家メソッド』と電子書籍「むらログ」シリーズを購入して海外にルーツを持つ子どもたちを支援しよう!】
2014年以降のこのブログの内容はKindle本にもまとめられています。2022年中にこちらの本をご購入になると、その収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールに寄贈されます。ココ出版の『冒険家メソッド』は初版の本体価格の5%が同センターに寄贈されます。
https://amzn.to/2RiNThw

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