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むらログ

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2020年12月の記事一覧

冒険とつながり - むらログ2020

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか? さて、ただいま「冒険とつながり - むらログ2020」本文の編集を終えたところです。 こうして全体を振り返ってみると、個人的には今年の一番の大きな変化はやはり「#Zoomでハナキン」が始まったこと以外には考えられません。2018年には「 Twitter 日本語教育元年」として SNS 上の開かれた日本語教育関係者のネットワークがこれまでとは比較にならない規模で動き始めたということを書きましたが、2020

自動採点を使ってみたい先生へ

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか? 今日は自動採点の入り口として、まだ使ったことがない人にテンプレをご紹介します。 以下のような自動採点のできるGoogleフォームが簡単に作れます。 https://forms.gle/1SEETk46i2JX7CzL6【テンプレ一覧】 テンプレはこちらです。 【テンプレ一覧】テンプレはこちらです。 自動採点テンプレ01 https://docs.google.com/forms/d/1Cm2ysXw

サプライズと投げ銭に感謝!

冒険家の皆さん、今日も盗賊にさらわれた娘を救い出して恋に落ちていますか? さて、 先週のハナキンに ご参加になった皆様、 本当にありがとうございました。 最後のサプライズは本当に全く予期していませんでした。 また、129人の皆さんによる寄せ書きにも大変感動しました。 これは是非このブログにも記録しておきたいと思いますので、 忘れないうちに書いておきたいと思います。 書きたいことはたくさんあるのですが、一番強く印象に残ったことは こんなに多くの人が それぞれにとっての意味を

オーディオリンガルの歴史的位置づけ

冒険家の皆さん、今日も降りしきる雪の中でヒノカミ神楽円舞を舞っていますか? さて、今日は「日本語教育史においてオーディオリンガルは過去のものと認識されている」ということについて書きます。これは日本語教育の歴史の中ではかなり基本的なことですが、きちんと勉強する機会のなかった人が僕の予想よりかなり多いようです。 ご覧の通り、「みんなの日本語」がオーディオリンガルであることは7割程度の方が正しく認識できている一方で、「日本語教育史においてオーディオリンガルは過去のものと認識され

年度末までやることがない時は

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか? 日本国内の日本語学校では、12月のJLPTや大学入試が終わってしまうと「年度末まで何をやればいいか分からない」という声をときどき聞きます。今日は「そんなときこそ自律学習の出番だ」ということを書いてみたいと思います。 なぜこのような状況が起きるかというと、それまでは「受験」という全員に共通した目標があったのに、それがなくなってしまっているからです。そして二番目に大事な目標は学習者によってまったく違うのです

たどたどしく話す音声入力

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか? 音声入力に関するよくある誤解について、今日は書きたいと思います。 最初に言ってしまうと、音声入力を講演会のように考えている人が多くいるように思うのです。というより僕自身が最初はそのように考えていました。ですから例えばブログを書くときに講演会で話すように流れるように音声入力で一気に記事を仕上げてしまうようなイメージを持っていたのです。 もしかすると本当にそのように一気に話したいことだけを話してブログの記

ハナキンの皆さんに感謝

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか? さて、昨日ズームで行われた「#Zoomでハナキン1211」について簡単に書いておきたいと思います。 このイベントではこれまで参加者全員を共同ホストにしてきました。なぜかと言うと、ブレイクアウトルームの間を参加者が自分の意志で自由に移動することができるようにしたかったからです。数週間前まではズームの仕様で共同ホストにならないと参加者は自分の意志でブレイクアウトルームの間を移動できなかったのです。しかしそれ