古くても、にわかでもいい
久々に昔自分がハマっていたコンテンツのライブ映像を見ていた。
コンテンツの名前は「アイドルマスターシンデレラガールズ」。長い歴史を紡いでいるアイドルたちの物語だ。
自分がオタクとして道を歩み始めたのは中学時代で、そこでPCを買ってもらい「東方project」という作品に出会う。
高校では東方に傾倒しながらも、周りはリアルアイドル時代(特にAKB)であり、それに逆張り?乗っかり?しようと二次元アイドルコンテンツを探していた。
当時では中々声優さんがグループを組んで活動するなどは珍しいと思うが(当時はスフィアぐらいしか思い出せない)、そんな中で二次元のキャラクターがアイドルをやるというのは「アイマス」ぐらいしかなかっただろう。まぁ、色々端折れば「ラブライブ!」にハマったのだ。
東方、ラブライブ!、共に学生時代に出会ったものであり今でも胸の内に燻り続けているが、お金を掛けてそのコンテンツを応援するというのは難しかった。
そして高校を卒業して社会人一年目の私は「デレステ」――つまり、ソシャゲに始めて課金をしたのだ。
デレステ――アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ。
二次元アイドルの音楽ゲームとしては二個目ぐらいではなかろうか、ラブライブ!のアプリであったスクフェスと比べ様々な画面が新鮮であり、何より3Dモデルでアイドルたちが踊っているということに感動したのだ。
その頃から「推し」や「関係性」というものにも注目するのだが割愛。自分の推しや気になる関係性などがデレステをキッカケに爆発し、そこから二次創作などにも手を出したのだ。
とにかくその頃のソシャゲでは物語の更新やキャラクターの新たな一面などが高頻度であり追いつくのに必死であった。ゲーム部分はもちろん、ストーリーの内容も常々更新されていく中、ゲーマーの血と関係性オタクの血が騒いで仕方なかったのだ。
と言っても、アイマスは所謂「Pドル」というものがある。これは一種の「俺の嫁」との絡みでもあり、また作品ごとに定められているプロデューサー(≠プレイヤー)とアイドルの関係性を指す。今回は「俺の嫁」的な方でとらえてほしい。
まだまだキャラクター同士の関係性に尊みを見つけその眩さに目を腐れ落とすことにオタクが進化していない時代、自分とアイドルの絡みというのは必然的に考えていくものだろう。妄想ぐらい自由にしてよいのだ。
勿論、私にも「こんな風に絡んでくれないかな……俺に……」と思うことは多々あったが、まず自分のスペックをその世界観に落とせないしまず居る方がおかしいと感じてしまう性でそこまで浸ることには至らなかった。
やはりそこには「このアイドルを一生応援しよう」という気概が強くあり、そのアイドルを輝かせる為にまずそのアイドルのことを知ろうと、頑張っていたのである。
そうやってデレステを続けていく中、もちろん元の作品であるデレマスのことも知るがゲーム性が自分とは合わず、当時音ゲーこそ至高などという謎めいた思考を持っていたためデレステでの関係性、キャラクター性を掘り下げていった。そうやって幾月が経った時、そういえばアニメがあったことに気が付いた。
アニメを見て、アプリを遊んで、そして行き着いた先が声優さんたちによるライブだったのだ。ラブライブ!でも声優さんたちがライブをしていたが見る機会というのは学生の身では難しく、そこまで興味を持っていなかったのだ。
しかしデレステへの一時の傾倒具合は凄まじく、なんでも知らないと気が済まないと鬼の気持ちが宿っており自分はまず、アニメ後にあったシンデレラガールズの3rdライブのDVDを購入したのだ。
ライブDVDを購入するなどそれが初めてであり、尚且つ「ライブ」というものの映像をしっかり見るのも初めて。自分にとって未知への探求は少しの恐怖と多大なる冒険欲を刺激してくれたのだ。
3rdライブを拝見し、そこからTwitterでコールの事や声優さんのことを調べ、いざ4thライブの日。ライブビューイングという画期的な方法を天へと感謝を捧げつつ映画館へと向かった。
共にライブを見ようとしていた同僚たちは皆気合が入っており、自分より少し一回り上の方々も落ち着いた様子でライブの始まりを待っていた。その場に共にいるだけで湧き上がる高揚感は、今でも忘れらない。
そして始まりの時、私はただ立ち上がり、声を出し、サイリウムを振り続けたのだ。
何かっこつけて語ってるんだこの人?
いや別にね、自分はそれから5thで止まったこともあり、本気で久々なデレマスのライブを見て感動した~ってことをお伝えしたかっただけなんですよ。それも2年ぐらい触ってないコンテンツを急に見始めようとしてたんですから。
一応久川姉妹やベルベットローズ?だったかな、そこでちとせお嬢様と出会ったりはしたんですが、やはりその時はバンドリの勢いが凄くてねぇ……。
でも、10thを見て古参も新規もブランク者も楽しめるライブだったな~って胸いっぱいになりました。純粋にFascinateやO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!が聞けたのがめっちゃ良かったし、なんだかんだで大切にされていたTulipのオリジナルメンバーなんて嬉しいに決まってるじゃないですか。
こんな風にフラっと周年で顔を見に行っても、皆平等に包み込めるコンテンツは中々ないんじゃないかな~と。お陰でPCでデレステ出来ることも知ったしキーボードプレイで昔やってたステマニの4キー(デレステは5キーだったけど)勢の血が騒いでおります。
もういい感じに社会人として腐ってきて、時間の上手い使い方が分かった頃だと思いたいので、今後もライブとか見たいですね。とりあえず直近ではD4DJのALLINliveだ~。
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