【SVシングルシリーズ2】単体アイディア集


思い付いた単体調整アイディアを幾つか公開します。

リングマ@進化の輝石
特性:根性
テラスタイプ:飛行orフェアリー
技:テラバースト/ビルドアップ/眠る/寝言
ステータス調整案
①197(252)-165-111(124)-x-112(132)-75@意地っ張り
②197(252)-150-139(252)-x-96(4)-75@腕白
③197(252)-150-96(4)-x-139(252)-75@慎重
解説:リングマは今作では今後のポケモンホーム展開で解禁されるであろうガチグマを進化後とする扱いなため進化の輝石でBDが1.5倍に適用される。
そのため高いA値と十分なH値、そして努力値を振ればそれなりの耐久値を実現できるため、シリーズ1の頃から多くのプレイヤー達の間で考察が重ねられてきた。
しかしながら、リングマは積み技がビルドアップや剣の舞、腹太鼓まで多岐に渡るが、回復技を眠るしか持たず、欠伸をしても持ち物が固定なため食べ残しの回復が不可能であるため、その高いステータス値を十分に活かせる型の考案が為されずに来た。
そういった背景を踏まえて、今回考察したのが上記の型である。
進化の輝石リングマは、ビルドアップを積まなければ、また特性の根性を発動させなければ、現シングル環境で対面でもサイクルでも十分に採用意義のある耐久も火力も実現するには乏しい。だが逆に言えばビルドアップさえ積めれば十分な物理耐久が実現可能なため、積み技はビルドアップとし、また積んでいる間のダメージを回復するために眠るを使い、眠り状態でも根性は発動するため寝言で動くことにした。
そうすると自ずと攻撃技は1ウェポンのみになるため、元々のタイプ一致で出せるノーマル技はゴーストタイプが非常に多い現環境では採用できない。だからこそノーマルタイプの弱点である格闘タイプを半減し、かつテラバーストの攻撃タイプとして無効化されない飛行タイプかフェアリータイプにすべきであろう。これらのタイプは攻撃タイプとして非常に通りが良く、リングマがビルドアップを積んだ後に眠るで回復し寝言で攻撃するのに適している。
もっとも、飛行タイプにすれば地割れが無効化されるため、ヘイラッシャの対面突破も可能である点と、フェアリータイプにすれば積んで耐久値が上がらない特防への脆弱性をサーフゴーのゴールドラッシュやテツノドクガのヘドロウェーブなどで突かれるため、あまりおすすめはできない。
このリングマの最もステータス値が高まる調整は上記の①である。性格補正意地っ張りの実数値上昇量が最も高く、またBDへ均等に振り分けることで総合耐久値が最も高くなる。壁展開などで特に仮想敵を想定せずにビルドアップを積み始める方針ならば、この調整で問題ないだろう。
これに明確な仮想敵を想定した場合は、②のB方面はA204鉢巻カイリューの逆鱗で、これは鉢巻カイリューとの対面で相手が逆鱗をしてきても、ビルドアップを積むことで最高乱数以外2発耐えして眠り、全回復して反撃できるようになる調整を用いるとよい。尚、1回ビルドアップを積んだ状態では鉢巻カイリューの逆鱗が確定3発圏であるため、完全に回復が間に合う3発耐えはビルドアップをもう一度積まなければならない。そこで、眠るからの寝言でビルドアップが出てくる可能性と丁度相性が良いことがわかる。元来、眠る寝言型は相手への有効打が寝言で出てこなければ大抵は不発とそう変わらないバリューしか出せない。つまり眠る寝言遂行時ではどの道有効打は1/3の確率でしか出せないのだ。となれば、むしろビルドアップで積み、耐久と火力を上げながら有効打が出るまで粘る方が良いと考えられる。
また③の調整は対面C203眼鏡サーフゴーのゴールドラッシュを起点にビルドアップ→眠る→寝言で回復が間に合い突破できる。
②と③の調整は双方極振りなため、上記の進化の輝石リングマの物理耐久と特殊耐久の限界点を示したものとも言える。


トドロクツキ@ブーストエナジー
特性:古代活性
テラスタイプ:飛行
技:アクロバット/地震or挑発/龍の舞/羽休め
ステータス調整:211(244)-160(4)-116(196)-x-126(36)-157(28)@陽気
・古代活性A↑
・A+1状態で後投げ197-154ゴツメテラノーマルカイリューへアクロバット2回でマルスケ込91%以上の乱数で撃破かつA154テラノーマル神速2回とゴツメダメ2回を95%の乱数で耐え
・C203眼鏡サーフゴーのゴールドラッシュを確定1発耐えでその後羽休めすれば同C-1ゴールドラッシュを95%の乱数で耐え以後羽休め連打で回復が間に合う
・最速コノヨザル抜き
・2舞でS206*1.5テツノツツミ抜き
解説:トドロクツキをかつてのメガボーマンダのように使うにはどのような調整にすればよいのか、数日前に検討した結果、上記のような調整に辿り着いた。
当然ではあるが、トドロクツキとメガボーマンダでは元々の種族値が110も違い、またメガシンカ前の威嚇の相手B-1とメガシンカ後のスカイスキンでのノーマルタイプ技の飛行化と威力1.2倍の差は、古代活性の1.3倍やS1.5倍程度では埋まらない。そのため、この型でようやくギリギリ、トドロクツキを疑似メガボーマンダとして扱うことが可能になると考えれば、如何にメガボーマンダが桁外れなステータス値をしていたかお分かりだろう。
ただ、この型を使えば有利対面からの龍の舞だけで交代で出てきたゴツゴツメットカイリューを返り討ちにでき、そのまま高いSラインから通りの良いアクロバットを打てるため、十分な性能は持っていると思われる。特殊耐久に関しては元々の種族値が高いため、テラスタイプを考慮すれば上手く起点にできるだろう。


カイリュー@命の珠
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:ノーマル
技:神速/流星群/地震/龍の舞
ステータス調整:166-204(252)-115-144(188)-108-109(68)@意地っ張り
・地震でH163B115サーフゴーが確定1発
・A+1地震でH207B141ドドゲザンが確定1発
・A+1テラノーマル神速でH131B135テツノツツミが確定1発
・流星群でH257B86天然ヘイラッシャをオボン回復込で確定2発
・流星群でH211B96天然ラウドボーンをオボン回復込で確定2発
・ステルスロックダメージ(13)込のテラノーマル神速+流星群でH215B155D122カバルドンをオボン発動させず80%の確率で撃破
・マルチスケイルの潰れたH197D120カイリューを流星群で確定1発
・S+1でS162最速ミミッキュ抜き
・S+2でS213最速ドラパルト抜き
解説:前シーズンで話題に上がったAC珠両刀カイリューに龍の舞を使わせたらどのような突破力を持つか考察した結果、以上のような突破力を実現できた。
命の珠両刀型で流星群を持つことでカイリューへの受け出しに使われがちなHBヘイラッシャやラウドボーン、カバルドン、カイリューを(ステルスロックのサポートがあれば尚)突破可能となる。
現在の対面構築が多い環境では、どれに命の珠を持たせるかが非常に重要となる中で、カイリューに命の珠を持たせるスロットが空いていれば、これを採用してみては如何だろうか。