臨死体験(365夢Screen128)

バーバラ・マーシニアックの『プレアデス+かく語りき』
ロバート・A・モンローの『魂の体外旅行』
で語られている情報が、
なぜ最初からある種の事実だと信じられたのか?

たいていこのような情報を伝える本には、
「今この時点でこの情報に触れているあなたは
ライトワーカーです」
というようなことが
書かれているものだ。

そういうことは信じられなかったが、
ただ「ルーシュ」について書かれているようなことは
事実なのだろうと直覚されたものだ。

その理由を論理的に説明することはできない。

ただそのような関連情報は
探せばいくらでも出てきたものだ。

日本語に翻訳された情報ですらいろいろ
出てくるのだから英語なら掃いて捨てるほど
あるのかもしれない。

グルジェフの『ベルゼバブの孫への話』に
この「ルーシュ」に関連した内容が
言及されていると
聞いたこともあったが、
その箇所を特定することはできなかった。

1990年代に入る直前の1988年当時、
人間の体に宿っている命が、
身体以上のものであることを確信させる
情報に出会っていた。

それはマイクル・B・セイボム著の
『「あの世」からの帰還――臨死体験の医学的研究――』
という本からの情報だった。

この本を初めて読んだ頃、
私はすでに死後の生(意識の不滅)を信じていたが、
それでもこの本を読んだことの
“駄目押し”効果は非常に大きかった。

私は単に意識の不滅を“信じて”いただけで、
自分の個人的な体験として“知って”いたわけではなかった。

だが本書を読んだ後では、
自分の体験でそれを“知って”はいないにしても、
今度は疑うことが不可能になったとはいえる。

ところで、この本でマイクル・B・セイボム博士が
発見し、詳述していることは
いわゆる精神世界ではすでにかなりの旧聞に属する。

しかしだからといって、
これが現代社会の常識であるかといえば、
むろん。まったくそのようなことはない。

その意味では、2020年の現時点でも、
この本の情報はまだまだ未来に属しているわけだ。

今でもまだ、われわれの医学は肉体の生のみを
救うことに汲々とし、意識の不滅という事実に
まともフォーカスしようとしていないのだから。

──────────────────
 セイボム 
 その器械やそれが乗ってた台車について
 細かいことでお気づきになったことはございましたか。
 
 患者
 正面にメーターがついていた覚えがあります。
 多分電圧とか電流とかワット秒とかそういうことを
 計るメーターだと思いますね。
 
 セイボム
 そのメーターはどんな感じのものかおわかりになりましたか。
 
 患者
 四角い形で針が二本付いてて、一本は固定される方で、
 もう一本が動くようになっていました。
 
 セイボム 針はどんなふうに動きましたか。
 
 患者
 かなりゆっくり起きてくるようでしたね。
 電流計とか電圧計とかと違って、
 速い動きはしませんでしたよ。
 
 セイボム
 針はどのくらいのところまで行きましたか。
 
 患者
 最初は時計で言えば、11時から12時当たりを指していました。
 二回目は12時を超えるところまでいって、
 三回目は1時半くらいまでいきましたね。(p165)

 一般的な医学的な見地から考えると、
 本患者が行った蘇生場面の自己視的描写は、
 集中治療病棟内で熟練した専門家が心肺蘇生を行う際
 予測される内容と正確に一致している。
 除細動装置に充電が行われているときに、
 そのメーターの「固定される」針と「動く」針について
 患者は的確に描写しているが、
 その点に私は特に強い印象を受けた。
 この二本の針の動きは、
 この装置が使用されている場面を実際に見たことがなければ
 分からないものなのである。(p170-171)
──────────────────

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?