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Advanced Squad Leader (ASL) 勝利への道:戦術探究 実戦編 BROADWAY TO PROKHOROVKA: SETTING THE STAGE (3)

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以下は、ソ連軍の第2ターン終了時です。

ここまでの経過で、ハイライトとなる出来事を述べると、まず9-2指揮官+HMG分隊が、敵戦車の致命的命中によって消し飛んだのが挙げられます。いずれかの時点で混乱状態になることは最初から想定済みでした。しかし、その場合は別の分隊がHMGに取り付き、引き続き、射撃を繰り返すつもりでした。しかしHMGもろとも消え去ってしまったのです。対してこのHMGは、敵1個分隊を混乱状態にさせただけでした(すぐ回復)。

また対戦車砲の1門が、IV号戦車を走行不能させ、戦車兵に脱出を強いていますが、K/4で操作班を失っています。

これらの損害は非常に痛いです。かくなる上はKV戦車が到着するまで、隠忍自重作戦に徹するしかなさそうです。要するに隠匿歩兵はそれを維持し、最終ターンまで乗り切ろうという、しごく消極的な戦法です。

ちなみに、敵2個分隊が混乱状態なのは、対戦車砲の働きによるもの。また、IV号戦車の1両の砲が故障してしまいます。

さて、ご覧の通り、頼みのKV戦車が、おっとり刀で先に急行しつつあります。次のターンには、勝利条件建物を防備するポジションにつけます。

以下は、ソ連軍の第3ターン終了時です。

直前のターンに、敵のハーフトラック3両が歩兵を満載して進入してきました。明らかに後方の勝利条件建物を狙うかのような経路です(そうはせず、前面の建物攻略の増強部隊の可能性も想定していましたが)。ほかのドイツ軍の兵たちは地雷原に踏み込むことを諦めたのか、右の側に旋廻しています。

それに対応してKV戦車がCGVP建物の周りを囲むよう、機動します。

以下は、ドイツ軍の第4ターン終了時です。

敵は、建物の占拠によってではなく、盤外突破による勝利を目指すことへと切り替えてきました。なるほど、歩兵を乗せたままのハーフトラックと残りの戦車を退出させれば45VPに届きそうです。

そう見た自分は、その時点でシナリオの勝利は敵に譲るも、CGVP2か所は確保しておくことを心に決めます。最奥にある1箇所は問題ないでしょう。懸念されるのは、もう1つ。 KV戦車3両とHIP歩兵1個で防備を固めるも、ティーガー、火炎放射器を持ったヒーロー、9-2指揮官が率いるSS歩兵たちがいては、心もとないのはたしかです。

そして最終ターン(防御側のソ連軍ターンまであります)。

敵は、ねじこむかのように建物に突進し、押し切られて占拠されてしまいます(KV戦車が同一区域を迂回中ですが、これは、PAATCを強制させ、敵が突撃フェイズに入ってくるのを防ぐためのもの)。それを奪還しようと、まずはHIPの8-0指揮官が、爆薬を持って仕掛けようとしますが、臨機射撃によって混乱。そのあとは、残余の歩兵を突入させて白兵戦です。しかし、ダイスの目は振るわず、敵を駆逐できず、CGVP奪還はかないませんでした。

シナリオは終了。敵はシナリオ勝利による5CGVPと2つの建物の確保による4CGVPの、合わせて9CGVPを一気に獲得。こちらは2CGVPのみ。前のシナリオでの1 CGVPの優位は簡単に消し飛び、差し引き6 CGVPをドイツ軍は得ました。

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