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Advanced Squad Leader (ASL) 勝利への道:戦術探究 実戦編 BROADWAY TO PROKHOROVKA: SETTING THE STAGE (2)

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敵を知ることが重要です。意識を研ぎ澄ませましょう。相手は勝利に向かってどのようなプランを立て、どんな作戦を使ってくるのかを想像するのです。しかし自分自身の計画を見失ってはいけません。

『自分だけのボードゲームを作ろう』

初期配置の考察

我が軍の初期配置を検討します。シナリオの勝利を決める複数区域建物は5か所あります。さらに各々2CGVPの平屋建ての建物が、複数区域建物のそばに散らばって3か所あります。複数区域建物は3か所獲られればドイツ軍の勝利。45EVP以上を退出されてもドイツ軍の勝利です。さて、建物の支配ではなく、退出で勝利しようとする可能性は低いと見ています。なぜなら戦車だけの退出では45EVPにちょっと届かず、絶対にハーフトラックや歩兵の退出が必要なためです。5ターンという短いシナリオ時間ということもあり、敵は盤外突破を考えないと見ます。

では、複数区域建物のどの3か所を狙ってくるかといえば、それはまず間違いなく最前線にある3つの木造建物でしょう。根拠は単に近いからです。

そのずっと向こうの、盤端に近い2つの建物にたどり着くには、第1ターンに進入する歩兵たちには遠く、そうするためには、3ターンにわたって遮蔽物に乏しい地域を突っ切っていかねばなりません。第3ターンに進入する増援は、ハーフトラックに乗っていますが、たったの3個分隊であり、そもそも、建物の目の前で降車するリスクを負わねば、結局攻略が間に合いません。

ハーフトラック小隊をこの方面に差し向けるとしたら、ひとえに1つのCGVPを獲るためのはずです。それは平屋建ての建物なので、可能性はゼロではありませんが、もちろんソ連軍は対策をとります。

万が一、後方の建物を奪うつもりであれば、増援のKV戦車を4両とも遣って、周辺を固めます。

ただ、損害を顧みず、全力で盤端近く2つの建物を獲ろうとしてくれば、負け越す可能性が高いです。それでも、2つのCGVPは保持するよう努めます。

ということで、焦点になるのは最前線の3つの建物です。

このうち右側にある建物は最初から放棄します。周囲が開豁地であるため、後退や潰走ができず、あっという間に取り囲まれて捕虜(CGVP)になるのが必定です。

よって、左側の建物2棟のうち奥にある建物を死守します。前面に野戦構築物を張り巡らせて、歩兵たちを(SSRでHIPとなれる)建物内に配置。敵を、不意に横ざまに撃つため45mmLL ATを左翼の鉄条網に置きます。
 
初期配置は以下のとおり。相手からはすべてがHIPです。


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