ブラッシュアップライフを見た

掲題の通り。
めっちゃくちゃ面白かった〜〜〜〜！！！という話をしたくて…。
でもツイッターで書くのはなぁ、一応ネタバレとか配慮すべきなんだろうかとかいろいろ考えてしまい、そういえば日記帳があったわと思い出して書いています。
ただ、よかったなぁ〜…ということだけを書く日記です。
※以下、ネタバレがあります。一年前の作品だけど念の為。

ドラマを見る習慣が全くないので、リアタイ時には全然気にも留めてなかったんだけど、いつも聴いてるwebラジオ（オモコロのありっちゃありスパーク）でめちゃくちゃ面白い！という話をしていて、安藤サクラも好きだしバカリズムも好きだしめっちゃ私得じゃんと思いそれからずっと気になっていた。
が、年末の一挙放送を逃し、見るタイミングないなーと思っていたところTverで無料配信が来たので今度こそ！と思ってようやく視聴。
いや〜〜…もっと早く観ればよかった。めちゃくちゃ面白い。

ありスパ内で主人公以外にも周回してる人が出てきてね…という話までしてたので四周目までのところまではなんとなく話は知っていたし、うのまりちゃんを見てああこの子がそうなのかな、という感じで見てたけど、そんな軽いネタバレ込みでも本当に完成度高かったし面白かった〜。
ループものでしかも人生丸ごと、実際幼年期なんかは同じシーンを何度も流すわけだけど、それなのに全然ダレなくて全部のシーンが貴重で大切な感じがして、あまりに天才の仕事だ…と感服。
日常パートの描き方もなんだか独特なリアル感があってただの雑談なのに引き込まれるし、本当に会話の流れでぽろっと出た伏線というほどでもない雑談までしっかり回収していくし、全体めちゃくちゃ丁寧な作りだった。
先に最後の話をしちゃうんだけど、フリーザが乗ってるやつみたいな浮いてる車椅子を見て膝を打った。平和の象徴じゃん…未来老人ホーム。
今、書きながらラストの鳩という落とし所まで確かに平和だ〜と気付かされた。

6話くらいまでの日常の延長もすごく見ていて心地よかったんだけど、後半まりりんが参戦してからのギアの上がり方も凄かった。
三周目までは主人公が一番最初に死ぬせいで人の生死を気にする余地も与えなかったのが、急にまりりんというもう1人の視点を与えられて、生死を変えようとするタイムリーパーならではの辛さ・重さが急にのしかかってくる。その直後のお葬式のシーンもかなり心にくるものがある。
つらいしんどいな…と共感はしつつも、しかしやはりループものといえば（テレビ編の打ち合わせの人と言っていたが）人の生死をかけた一大スペクタクルがお約束の展開なわけで、視聴者としてはこうやったらなったでやっぱこういうの見たかったんだわ！！という気持ちになってしまうわけで、その後しっかり一気見してしまった。
あのテレビマンたちが地味だって言った時はそんなことない！現にこのドラマはこんなに面白いのに！！と反発した気持ちになったのに、まんまと…。
いやあ、構成がうますぎる…。

見れば見るほど登場人物のいい意味での人間臭さとかが見えてきて全員が愛おしくなってきた中で、みんなにとって最大限のハッピーエンドが見れたことが嬉しくて嬉しくて、この幸せをどこかにメモしておきたい…と衝動に駆られて今これを書いている。
無料配信してくれて本当に助かった……。良き出会いに感謝。