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Geminiが起こす価格破壊

Googleが発表した、LLM Geminiは、そのマルチモーダルな機能で激震を起こしましたが、価格面でも明らかな破壊を起こしそうです。


Geminiっていくらで使えるの?

まず、インプットを学習に使うことを許可するなら、無料です。

https://ai.google.dev/pricing

ただ、現実的には、商用利用としては、学習許可をしないと使えない企業が多いと思います。

ただ、その価格設定が衝撃的です。
カウント方法が、他はtoken数でカウントされるのに対して、characters(文字数)となっています。なんと、わかりやすいことでしょうか。

token数は叩いてみないとわからないのですが、日本語インプットだと、ほぼ文字数に近くなるという感じがしております。

そうすると、ほぼ同等に比較できることになります。(単位がbytesではなく、charactersなので、日本語も同じと捉えています)

他のLLMと比較すると、そのすごさが鮮明に。

Gemini Proに対抗できるのは、Amazon Titanだけということになります。
精度がかなり高くなってきていることを考えると、GPT-4(11月に値下げ後の価格)がGeminiの40倍であることを考えると、その衝撃的な価格設定が驚きです。

※TokenとCharactersは厳密には同じではなく、特に英語だとその差は大きい可能性があります。(Charactersの方が2-3倍になるイメージかと思います)
※上位互換のGemini Ultraの価格が未発表なため、単純な比較は難しい状況ではあります。

Gemini Proの安さ

各サービス料金の参照元(2023年12月21日時点)

https://www-files.anthropic.com/production/images/model_pricing_dec2023.pdf


日本語の優位性(文字数換算だと有利?)

Token数ではなく、bytesではなく、charactersになると日本語がかなり優遇されたイメージになるかもしれません。これまでと逆ですね。

例えば、「characters」は10文字、「文字数」は3文字です。

そうなると、Inputの学習量も日本語の方が多く入れられるということになります。

私は来年には100万トークン時代が来るのではないかと推定していますが、
もしGeminiも100万文字時代になったら、日本語でのInputはとても有利なのではないでしょうか?

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