序章:マリオカートを小学生と作ってみようとする

パパさんの長男が小学校に入学し、7歳となりました。

パパさんのうちは男兄弟で、7歳長男と3歳次男がおります。長男は小学一年生、次男は幼稚園の年少さんです。

長男は公立の小学校に行っているので、いろんな人がいます。幼稚園は私立だったので、品良かったのですが、公立小学校になるとそうも行きません。兄弟構成も色々になるので、親に悩みも増えてきます。

直近の課題は、テレビゲームです。

小学生にもなるとテレビゲームを持っている子供は多いです。うちはまだ買っていません。買う気もあまりありません。

パパさんは、サッカーでボールを蹴る前にサッカーのテレビゲームをすると、実のボールを蹴ってもうまくいかないので、テレビゲームでだけサッカーをするようになるのではないかと懸念しており、実体験でやるまでゲームをあまりやらせたくないという意見を持っております。

パパさんの懸念のもう一つは、次男への影響です。パパさんは、小学1年生でテレビゲームであれば良いと思っているのですが、幼稚園の年少さんである次男がテレビゲームばかりをやっていては、かなり良くないのではないかと思っているわけです。やはり、子供は外で走り回って遊んでなんぼであり、テレビでサッカーゲームではなくて、サッカーボールを公園で追い回して欲しい、とパパさんは考えているのです。

というわけで、パパさん一家は、テレビゲームを禁止しています。

パパさんは、テレビゲームを禁止するのですが、小学生の長男は友達の家に遊びに行きます。遊びに行くとそこにはテレビゲームがあるわけです。パパさんも、人のうちに遊びに行ってまでテレビゲームを禁止する気にもならないので、長男は、友達の家で、ゲームをやってくるわけです。

家でゲームの刺激がない分、長男のゲームに対する欲望は募るらしく、「ゲームが欲しい」の大合唱になるわけです。パパさんは、「目が悪くなるのでダメだ」「テレビを見る時間でさえ長くて短くできないのに、ゲームの時間制限ができない」という理由で、ゲームを禁止をしています。

パパさんは、面倒なので、挙げ句の果てに、

「じゃあ、自分で作るんならいいよ」

と言いました。「最近は、ニンテンドーラボとかあるしな」という軽い気持ちでの発言だったのですが、長男は本気でやる気になってしまいました。

パパさんは、「さて、どうするか」となりました。

長男が好きなゲームはマリオカート。お友達のうちでやって楽しんだマリオカート8と、旅行先のゲームセンターでやったマリオカート2が印象に残っているようです。

実は、パパさんの20年前の専門はバーチャルリアリティでして、この手の3D modelを用いた開発は、随分と楽になったと聞きていました。あまりにも、長男が「マリオカート、マリオカート」とうるさいので、パパさんは長男に、

「今なら、Unityで作れんじゃね?」

と軽口を叩いたところ、長男が本気になってしまい、引っ込みがつかなくなってしまいました。

「ゲーム作るの大変だし、どうせ、途中で断念するだろ」

とパパさんは思い、重い腰をあげて、マリオカートもどきづくりに嫌々取り組むのでありました。

(気が向いたら続く)

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