その4 数字の性質 1から10まで

碁石を並べると、数字の性格がよくわかると思います。

また、掛け算の意味にもつながると思うので、まずは、1から10までを見てみましょう。


1さんですね。まあ、特にコメントありません。


2さんですね。可愛いです。


3さんですね。一列にするか、2と1に分解するとこんな感じ。

4さんになると、2が2つ、2+2という四角形になりました。綺麗。

5さんは綺麗な形になりません。2と3に分かれているかな。1と4にも分けられますが、あまり、綺麗な形にはならない。

6さんですね。3が2列で綺麗な形。

7さんは綺麗に並べようとしてもどうにもなりません。3と4ぐらいか。

8さんは、綺麗に並びます。4と4で、長方形。

さらに8さんは、アクロバティックに、直方体にもできるんですね。重ねてます。囲碁だと反則ですが。

9さんも綺麗ですね。3が参列。3x3です

10さんまできました。5が2つで10。そろばんの知恵ですね。

さて、勘が良い人ならわかってしまうのですが、碁石を並べた形で、素数か素数じゃないかがわかってしまうんですね。素数というのは、「一とその数自身との外には約数がない正の整数。」だそうで、一列以外にはうまく並べられない数のことを言いますね。定義上、1は入らないようで、そうなると、

2、3、5、7 は、綺麗な形にはならない。
一方、4、6、8、10は、2列で長方形になるし、
9は3x3の綺麗な形になります。

立体になる8は、2の3乗という意味になります。

無論、中学受験をしない部類の小学生に素数や累乗を教える必要はありませんが、碁石を並べていると、自然に掛け算や役数がわかってきちゃうんですよね。

あ、この数は綺麗な形にならない。この数字は綺麗だ、など。

10以降も続きます。



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