その7 割り算

次は割り算です。

よく割り算を説明するときに、ピザが出てきます。ケーキも出てきます。
でも、ピザを割るのって、結構難しくないですか?ピザを6分の1にしろと言われても、平等に1/6にできる自信が私にはない。じゃ、なんのための割り算だ。結局適当じゃねーか、という話になってしまう気がするので、私は、割り算は、ピザではなく、碁石で教えた方が良いと思います。

で、これは、黒い碁石ではなく、親戚の叔父さんが買ってきてくれた、高級なイチゴです。君は甘いイチゴは好きかな?ああ、好きなんだねよかった。(ダメなら、好きなフルーツに変えましょう)。このイチゴは、すごく高級だから粒揃いで、全部甘いし、大きさもほとんど一緒なんだ、すごいよね。

で、いちごがこれだけあって、三人子供がいて、みんないちご大好きで食べたい。どうやって、公平に分けるか、という話です。

いちごを並べてみたら、こうなって、15個でした。
じゃあ、一人1つずつ取ってみようか。

はい、一つとったね。

はい、二つと続けていって、

4つとってこんなになった。

で、最終形は、こちらで、一人5つずつになりましたとさ。
だけどね、割り算だと、こういう風に考えましょうよ。

割り算とは

15個のいちごを、縦に3つにしてみよう。これで、四角形ができれば良いという話。各辺の長さが、同じになれば良い。


崩していくとこうなって、さらに左の石を動かしていくと、

おお、この形で、縦が3列になりました。

横を数えると、5つ
つまりは、
5 x 3 = 15
であり、
15 ÷ 3 = 5
であったということ。

ま、こんな感じになるわけ。

ここからは数式になるのかも知れないけど、

15 ÷ 3 をやるときに、3をかけたら、15になる数を探す必要がある。
3 x 5 = 15 が分かれば、答えは5で、一人当たりのイチゴは5つになる。

つまり、掛け算がわからないと、割り算はできないのだよね。


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