かわいいオバケ👻絵本(創作大賞2022)
みなさん、こんにちは〜♪
今回は、現在noteさんが色んな企業さんと一緒に開催している、 #創作大賞2022 に応募するよ❣️
「オバケの世界👻」に住むかわいいオバケ、しぃちゃんと仲間たちの絵本を作ったので、この企画を通してたくさんの方が見てくれたら嬉しいな😆
では、どうぞ!⇩
🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸
題名: 「ケビンと8人のオバケたち」
キャラクター紹介
しぃ(2さい)
オバケのせかいに住む、主人公のかわいいオバケ。
明るい女の子。
ヴィー(1さい)
しぃちゃんのいちばんの友だち。あまえんぼうでマイペースな男の子。
ラム(2さい)
フルーツがすきで、おませな女の子。
ハート(4さい)
明るくてやさしい、まわりをひっぱる女の子。ハキハキしている。
トール(4さい)
いつも元気でやんちゃな男の子。スポーツがすき。
ポン(3さい)
たいこのかたちをした男の子。とてもおとなしい。
キューカ(3さい)
おしゃれでお話がすきな、めんどう見がいい女の子。
くぅ(2さい)
しっかりしていて、まじめな女の子。みんなのまとめ役。
ケビン(5さい)
にんげんのせかいから来た男の子。オバケのせかいでオバケたちに出会う。
本編
かわいいオバケたちが住んでいるのは、『オバケのせかい』。
そこはとっても平和なせかいなのです。
今日もオバケの子、しぃちゃんはお友だちといっしょに公園であそんでいました。
すると、なかまの一人のポンくんがなにかを見つけました。
向こうから、なにやら見たことのないすがたをした人が、足をドシドシならしながらオバケたちの方に近づいてきます。
みんなはすこしビックリ!
どうやら、にんげんの子のようです。
そのときでした。その少年はとつぜん、オバケたちの一人ラムちゃんを両手でつかみ、おそいかかりました。ラムちゃんはすごくおびえています。
大きなこえで「たすけてー!」とさけびました。
そこで、しぃちゃんたちオバケは、なかまのラムちゃんをたすけるために協力することにしたのです。みんなでラムちゃんのうでをひっぱり、たすけようとしました。
しかし、少年はバットをふりまわしながらオバケたちをおそいつづけます。
オバケたちはついに、なき出してしまいました。
少年はこう言いながらずっとおいかけてきます。
「変なかたちのヤツらめー!変な色のヤツらめー!」と。
オバケたちは、あわててしげみの中にかくれました。そのとき、しぃちゃんがみんなで少年をやっつけることを思いつきました。
それをていあんすると、なかまたちはすぐに「ウンウン!」とさんせいしました。
さっそく、8人のオバケたちは少年にとびかかりました。
まずは、ハートちゃんが少年の体にパンチとキック!しぃちゃんもつよいパンチを一つ!
トールくんは、かみのけをグイグイひっぱります。
こんどは、キューカちゃんのボールこうげきに、ヴィーくんとポンくんによるこうげきも!
くぅちゃんは、少年のうでをガブっとかみつきました。
少年は「イタイ!イタイ!」となきさけびました。
そして、オバケたちはとどめをさします。
そう、8人ぜんいんこわ〜い こわ〜いオバケに変しんしたのです。オバケをおこらせると、にんげんよりずっとこわいのです。
少年は体も心もボロボロになりました。
しばらくすると、少年の目の前にモクモクしたものが見えました。
そこから出てきたのは、年おいたマジョです。
マジョは少年に、「今すぐなきやむのじゃ!いたかったじゃろ?」とシワくちゃのかおで言いました。
うなずく少年にマジョは、「きみも今までいたいことを色んな人にしてきたのじゃ!これでわかったじゃろ?」としかりました。
少年の名前はケビン。
じつは、ケビンはふだんから自分とはだの色がちがう人をなかまはずれにしたり、ケガやびょうきであるけない人をからかっていたのです。
そんな少年の前にあらわれたのがマジョでした。
ケビンはマジョに、あるまほうをかけられたのです。
マジョにまほうをかけられたケビンは、目がグルグルしはじめました。
なんだかくらいトンネルをおちていきます。
すると見えてきたのは、あの『オバケのせかい』でした。
ケビンはマジョのおしおきで、ぜんぜん知らない『オバケのせかい』におくりこまれてしまったのです。
ケビンはオバケたちにもしかられました。
「見た目や色がちがっても、わるいことじゃないのよ!」としぃちゃん。
「自分とちがうからって、さべつしてはダメなの!」とくぅちゃん。
どんな人にもやさしくしようと決めたケビンは、はんせいして「ごめんなさい。」と言いました。
そのあと、ケビンはオバケたちとなかよくなり、数日間いっしょにあそんですごしました。
かわいいオバケと友だちになれたことは、にんげんの子にとってすてきな思い出になったようです。
ある日、オバケたちとあそんでいたケビンのもとに、ふたたびマジョがあらわれました。
ケビンがおどろいたようすでマジョを見ると、こう言われました。
「もうオバケのお友だちとはバイバイするときじゃよ。」
ケビンはきゅうに、かなしくなってきました。
おわかれの日。ケビンと8人のオバケたちは、なきながらさいごのあいさつをしました。
さみしくてポロポロなみだがとまりません。
「一生わすれないからね!みんな大すき!ありがとう。」とケビン。ラムちゃんとだきあいました。
向こうで、ケビンを「にんげんのせかい」までおくってくれるパイロットのおじさんがまっています。
もうすぐ出発です。
ぶじに「にんげんのせかい」にもどったケビンは、今までいじめていた人たちにも「ごめんね。」とあやまることができました。
その子たちとも友だちになり、あく手をしました。
それを見たケビンのママとマジョは、大よろこびです!
やさしくなったケビンに、しんじられないことがおこりました。
なんと、サプライズでしぃちゃんたちが「オバケのせかい」からあそびにきてくれたのです!
これにはケビンもビックリ。とてもかがやいた目をしています。
さいごには、ケビンにとってもっとビックリすることがおこりました。
ケビンを「オバケのせかい」につれていったあのマジョは、ケビンのおばあちゃんだったのです!
いつもわるいことをしているケビンを見て、マジョに変しんしていたのでした。
「これからもやさしい男の子でいてね。」とおばあちゃん。
少年は、まわりの人をたいせつにしようと心にちかいました。
★ お し ま い 👻 ★
🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸
最後まで読んでくれてありがとうございます😭
◉対象: 5歳〜10歳くらいのお子さま
◉メッセージ: みんなちがって、みんないい。個性を大切に生きよう!色んな友情を築こう!
この絵本を通して、子どもにも大人にもメッセージが伝わったらいいな〜❤️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?