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好きなデッキで勝とう!        

※このnoteは自身の好きなデッキを使用して勝つことに焦点をあてたnoteです。「環境テーマを毎期握り替える才能なんて無い。自分のデッキで勝ちたい。」というプレイヤーが書いています。ポジティブ、ネガティブ双方の話が出てきます。常に「今期○○以外使う意味ない」と豪語している人、「一つのデッキに固執するやつはプライドが高いヲタク」という偏見を持つ人、構築を考えることが嫌いで流行のデッキをコピーすることが好きな人にとっては非常につまらない内容だと思われます。不快になるかもしれないのでご注意ください。(恐らくそういう人はこの時点でこの文章にイラっとして画面を閉じるはず)反対に「好きなデッキで大会を勝ちたいけれど持ち込む勇気が出ない」と言う方にはぜひ読んで頂けると嬉しいです。ただ精神論に近い話が多いため、あまり期待はしないでください…!


はじめに


 こんにちは。adonisと申します。
2020年に遊戯王を再開してあっという間に3年が経過しました。再開時のデッキはとある理由からHEROを選択し、約3年間イベント、公式大会、CS等の非公認大会を問わず大半の期間HEROを使用し続けてきました。運が良いことに時々入賞もできました。今回久々に30人規模の非公認大会で優勝できたため、調子に乗ってこのnoteを書いています。

1.昔話(読み飛ばしても良いです)

 なぜ自分が3年間も同じデッキを使用しているか、時系列で振り返りました。まず小学生~大学1年生の夏まで長らく遊戯王を楽しんでいましたが、人間関係の問題で一度遊戯王を辞め、全てのカードを手放していました。(余談ですが当時の私は高校生の身でデッキをDLウルパラ・BEスーパー・ホログラフィック等のトップレアで固め、プレイマットはレインボードラゴンを使用していました。どこにそんな金あったんだ…)

 時は流れ2020年。遊戯王再開のきっかけは、仕事の配属先で住んでいた地域(誘発が効かないロンゴミ県として話題の場所)でRARITY COLLECTION(手札誘発がプレミアムゴールドレアで収録されたやつ)を購入したことでした。懐かしさによる箱購入&開封で留まるつもりでしたが、偶然同地域に配属されていた大学の後輩(会社は別)も同じタイミングで遊戯王を再開したことが分かり、これまた偶然お互いの家も近かったため遊びでデッキを組むことになりました。その時選択したのがHEROです。
 一応デッキを組む前にその時主流のデッキを隅々まで調べましたが、選択したプロテクターがブラックマジシャン&ブラックマジシャンガールのためアニメに関連するデッキが楽しそうなこと、フリー対戦目的のため一つしかデッキを作成するつもりが無かったこと、学生時代目にしていたHEROビートが懐かしかったこと、そして何より自身が特撮大好きであることから、HEROを使用することに決めました。

 この時点では上述の通り友人とのフリー対戦を目的としていたため、大会に出ることは考えていませんでした。(遊戯王を悪く言う気は無いですが、学生時代に辞めた理由は大会に出没していた一部プライドの高い競技勢との人間関係が面倒になったからです笑。)しかしカードショップに立ち寄るとけっこうな頻度で公認大会が開催されていることに気づき、試しに大会出てみるか→公認で勝利→CSは敷居高いけれど出てみるか→トナメ進出できた→「もしかしてHEROいけるのか?」といった具合にどんどん大会思考になっていき、結局競技勢に戻ってしまいました(・・)こうして1人のHEROヲタクができあがりました。
※学生時代は視野が狭く苦手な人ともいやいや接していましたが、今は「関わるプレイヤーは自分で選ぶことができる」と気付いたため、良好な関係を続けてくれる人とだけ楽しく交流すれば良いのだと学びました。そこは過去の未熟な自分に対して反省。

 もし最初にHEROでは無く当時の環境トップ(2020年4月環境ではドラグーン○○かな?)を組んでいたら、結果的に制限改訂の度に使用するテーマを変える人になっていたかもしれないです。いや、競技目線ではそれが絶対に正解なんですけどね。個人的には正直3か月に1回トップレアでデッキを組み替えていたら財布へのダメージがすごいです…地元に新弾が出る度トップレアで環境デッキ組んでくる中学生がいたけれど、純粋にすごいと思います。


2.好きなデッキを使うメリット

 上にも書いていますが、競技目線で勝つことに焦点をあてるなら「環境ごとにメタを読み使用するテーマを変えること」が勝つ上で最も簡単な方法です。強い人が強いテーマを適切に扱っている時ほど対戦相手として恐ろしいことはありません。しかし、好きなデッキを使用することにはメリットもあります。

①心が満たされる。
 好きなカードで対戦しているのだから当たり前かもしれないですが、誰でもお気に入りのテーマってありますよね!「好きなテーマを使うことと勝つことは別」という割り切りをする必要が無くなります。時々「好きなテーマは特にない。強いて言えばその時強いテーマ。」という人もいます。そういう人はある意味「パワーカードを投げ続ける快楽」を味わっているはずなので、好きなデッキ=パワカマシマシデッキだと思います。違ったらごめんなさい。とにかく大会・フリー対戦を問わず両者楽しく遊戯王をできることが大切です。

②毎シーズン同じデッキを使っているため財布に優しい
 テーマの新規やシナジーがあるカードが登場した時は、基本的にそれらを必要枚数分シングル買いするだけで良いです。そのため日々カードショップでショーケースに張り付き「○○が相場より少し安いな。使うか分からないけれどとりあえず買っておくか…」→翌日○○再録判明!という悲劇が起こりにくくなります笑。また余分なカードを買うお金を好きなカードたちに充てることができるため、前向きに考えればトップレアでデッキを構築しても財布へのダメージが少ないです。(とはいえ大量のデッキをトップレアで組んでいる人もいるので最終的には当事者の財力次第です)

③テーマへの理解が深まる
 昔の私自身がそうでしたが、とあるデッキ(デッキAと称します)を数回使用しただけで別のデッキ(デッキBやデッキCと称します)に乗り換えることを続けると、結局そのデッキの細かい動きやテクニックを熟知できないまま別のデッキに移行してしまいます。結果、本人は「デッキAは○○が弱かったからデッキBに乗り換えた。デッキBの方が強い。」と思っていても、有識者目線では「デッキBの~という側面に対してデッキAは有利なため、○○という欠点を補うだけでデッキBに対して勝率が上がる。」という見解に至っているかもしれません。そこに気づくことができずカードショップやSNSで「デッキAは~だから」と語っている人を時々見かけますが、「それは練度が追いついてないのでは…」と思うことがあります。知り合いではないのでおこがましくてわざわざ指摘なんてできないですけどね。
 裏を返せば、しっかりそのテーマのことを理解し、更に環境での立ち位置を考慮した上で使用するデッキとして選択しているのであればそれは素晴らしいことです。(ただ一つ注意点があります。好きなデッキが環境で良い立ち位置にいる時は理論武装もできて嬉しい限りですが、逆境に置かれている時は単なるドM行為です。実際、今期私は「ドロバきついって」と言いながらHEROを使い見事ドロバの洗礼を受け続けてきました。もはや修行僧。)

④有識者との会話が弾む
 自身の知識があると、同様に知識を持った有識者と有意義な意見交換ができます。また有識者繋がりでコミュニティが広がっていくため、結果的に友人も増えます。

⑤負けても後悔しないで済む
 賛否両論あるかもしれないですが、個人的にはこれが一番重要です。もしその場しのぎで他のデッキを使用して大事な大会で負けた時に悔いが残ります。私自身で例えるならば、本来使いたいデッキはHERO、でも重要な大会だから環境テーマ:今で言うと斬機や超重武者、ピュアリィ等を練習して使用したとします。もし成績が振るわず負けた時「あぁ。HEROで出ていたらどうだったのかな。」と絶対に考えてしまいます。遊戯王でイメージが湧きにくい方は、青春時代の苦い思い出を想像してください。当時は恥ずかしさから好きな人に面と向かって気持ちを伝えることができず、そのまま別の進路に進んでしまった。数年経って「あの時告白していたら変わっていたのかな…」と憂鬱になる日々。そんなの耐えることができません!後悔しか残りません!(T T) だったら結果がどうなるかは分からなくても最初から告白した方が良いですよね!(興味ない人からの告白は…みたいな意見は今は忘れてください。悲しくなってしまいます。)


3.好きなデッキしか使わないデメリット

 メリットがある反面、多少のデメリットもあります。ここでは3年間で感じたデメリットを挙げていきます。

①環境デッキへの理解も自分で深める必要がある
 友人とのフリー対戦がメインで、大会に出ない人にはあまり関係ないかもしれないです。ただ競技目線で大会に参加し勝利することを目的としている人は自分のデッキを研究するだけでは無く、常に他の環境テーマがどう構築を変化させているかアンテナを張る必要があります。今期で例えるとピュアリィが良い例です。ピュアリィ台頭初期の構築はメインから大量の手札誘発が採用され、ピュアリィスリーピィメモリーで2~4枚ドローをすることで相手ターンにエクスピュアリィノアール+α(エフェクトヴェーラー幽鬼うさぎ原始生命態ニビル等)という妨害が形成されていました。HERO目線ではこれが非常に厄介でしたが、ミラー戦で三戦の号から次元障壁をセットされることを意識したプレイヤー達が手札誘発の採用枚数を絞り、代わりにサタンクロースのような直接エクスピュアリィノアールを除去できるカードを採用し始めました。この時は結果的に手札誘発のリスクを考える必要が減り、HEROのメインギミックを優先して構築することができました。しかしその後他テーマの活躍が目立ったり、ピュアリィ側がトップメタになってしまったりした影響で、ピュアリィ自身を含め斬機・超重武者といった他の環境テーマにも有効なドロール&ロックバードのメイン採用が流行し始め、現時点ではメイン戦からドロール&ロックバードを受けることが当たり前になってしまいました。代わりにリンクテーマや神碑に対して有効ではない次元障壁がメインデッキから抜けていきました。このような環境デッキ同士のメタの読み合いが行われており、我々非環境デッキは必然的にこのメタゲームの影響を受けてしまいます。
 恐ろしいのは、このメタの読み合いが毎週行われていて同じ○○デッキでも先週優勝した構築と今週のそれとでは、デッキタイプが違う場合があるということです。ピュアリィで例えるならある時架け橋型が現れたと思ったら突如暗黒界型に移行した時のイメージです。この期間好きなデッキ(非環境デッキ)を使っている側は新規カードの恩恵を受けるわけでも画期的な展開パターンが登場するわけでも無いため、これらの変化に対して既存のカードプールとプレイスタイルで対応していく必要があります。でも対応するためには、そもそも環境テーマがその時点でどういう構築なのかを理解しておく必要があります。

※少し話はそれますが、時々SNSで現れ「環境デッキはパワカの寄せ集めだから対戦したくない。手札誘発はつまらない。先攻展開は対面拒否だからクソ。昔の遊戯王は~~~」と自信満々で語る方、競技勢はこういう情報戦を見えないところで毎週繰り広げています。大会結果だけ見て「○○はクソデッキ」と言う前に、ぜひ一度大会に出てこのメタの読み合いに参加してみて下さい。想像以上に難しいですよ~

②チーム戦のハードルが少しあがる
 例えば環境テーマを使用しているプレイヤーA(練度は普通)と、特定の非環境デッキしか使用しないプレイヤーB(練度は抜群)がいたとします。プレイヤーCがチーム戦のメンバーを探す時、先にプレイヤーAに声がかかることは明白です。景品を目的とした大会であるため、チームメイトも客観的に見て強いデッキを使用している人の方が良いのは当然です。勝利がかかった大事な局面で「今期ドロバきついって」なんて言いながらドロバを受けているHERO使用者が横にいたら皆さんキレますよね。幸い私は非環境デッキを使用してもチームを組んでくれる友人に恵まれたため何度かチーム戦に出ていますが、Twitter等で初対面の人も含めてチーム募集をかけるイケイケタイプのプレイヤーに「HEROですが組みませんか?ドヤ。」とは正直言うことができないです…

③非有識者から謎の自慢話を頂戴することがある
 対戦後、時々自信満々な相手から「HEROは○○だから」と豪語されることがありますがそういう人に限って考え方が間違っています。しかもお相手負けているのに。そこで「いや○○じゃなくて~~ですよ。」なんて言ったらリアルバトルフェイズが始まってしまうので、「そうなんですね~」と言って聞き流す必要があります。好きなデッキについて語りたくなる気持ちを抑えて「俺の方が知識あるから」と奢らない寛大な心が必要です。


4.好きなデッキで環境テーマに勝つためには

 メリット・デメリットだけ述べても、実際大会で活躍できなければモヤっとしてしまうと思います。そこで最後に、私が考える「好きなデッキで勝つためのポイント」を箇条書きにしてみました。

4-1.構築において

①構築のこだわりを捨てる
 最初から残酷なことを言います。こだわりやプライドは捨てましょう泣。「~~が入ってないのに○○デッキと名乗るな!」という人、たくさんいますよね。気持ちは分かります。私も以前捕食植物ヴェルテアナコンダD-HEROデストロイフェニックスガイを主張させたリンクデッキがHEROを乗って来た時は目ん玉が飛び出るかと思いました。ただ、フリー対戦でテーマの好きなカードを使用するのと、各種環境テーマと戦うために採用するカードを厳選するのは全く別の話です。「相手との接戦の末、フレイムウィングマンの攻撃で相手ライフポイントをゼロにしたいんだ!」という人、相手は接戦なんて望んではいません。競技目線では簡単に複数回勝利できることの方が大切なため、こちらが接戦に持ち込もうと手を抜いた瞬間8000ダメージ飛んできてゲームセットです。アニメ遊戯王GX第1話のように”古代の機械巨人ハネクリボーを攻撃された十代のライフポイントが減らなかった”というミラクルも起きません。

画像はニコニコ動画よりご拝借

 では勝つためにどうする必要があるのか。答えは「自分のやりたい動きを貫くだけではなく、相手の動きを阻害するカードを採用する。」です。自分が「このデッキは○○で勝つんだ!」と決め込んでも相手が「○○の召喚を阻止するカード」を登場させた瞬間、自分は事実上負けてしまいます。でも、二の手三の手があれば○○の召喚を阻止するカードを消費させた上で、△△や▢▢での勝利を目指すことができます。
  逆も然りで、相手が「~~を出したら勝ち」ならば、結果的にその~~を阻止するカードを用意しなければ自分が負けてしまいます。この阻止するカードの代表格がいわゆる手札誘発です。従って手札誘発は相手に理想的な100%の展開をできなくさせ、自分が勝機を掴むためにあります。自分が気持ちよく展開をしたいのに手札誘発を受けて展開が歪みイライラする気持ちは分からなくもないですが、その感情は自分は手札誘発を使わないという理論には直結しません。また自分が手札誘発を使用されて展開が歪むなら、相手だって同じです。

※先攻ワンターンキルのような一部デッキはこの限りではありません。

②とにかく展開パターンを練習する
 環境デッキ=プレイヤーの練度を問わず多少のプレイミスも帳消しできるほどのパワーがあるデッキの集団です。(もちろん練度のあるプレイヤーが使用したら鬼に金棒、ロンゴミアント発禁令です。環境デッキ使用者=練度が無いという意味ではありません。)対してデッキ単体のパワーで見た時に劣っているこちらは、単純に初手の質だけで見ると劣勢であることが多いです。例えばこちらの手札が50点、相手の手札が80点だったとします。ミラー戦であればプレイヤーの実力が勝敗に直結するため50点の手札でも勝つ可能性はあります。ただ非環境デッキが50点の手札を得た時、80点の手札を持つ環境テーマに勝つためにはかなりの思考が必要です。とはいえ実戦の限られた時間内で長考することは望ましくないため、一人回しでの練習が不可欠です。(などと言いながら対戦で長考して相手に指摘されることが時々あります。長考してごめんなさい。お相手が優しいと「良いですよ」って言ってくれるけど、中には「早めで」「時間ないんで」「ジャッジ時間測って」と初対面に対してスパルタン気質な方もいるので気を付けます。余談ですがそういう人って自分自身は勝手な巻き戻しとか長考とか平気でするの不思議ですよね。)

参考になるか分かりませんが、私は一人回しでは以下を意識しています。
・最低限の展開パターンは確実に覚える。
・初手を見た時にそこから成立する最終盤面を2~3パターン想定する。
・(後攻想定で)仮想的とする相手の最大盤面を想定し、それを突破する。
・(先攻想定で)手札誘発がクリーンヒットした場合どこまで展開できるかを考える。

これらの過程で「このカード使い所が少ないかも」と感じたものを別のカードに入れ替え、同じことを繰り返しす。

③採用理由は自分で納得できるまで考える
 
繰り返しになってしまいますが、環境デッキはパワーが高いという前提があるため、直近で結果を残した誰かのデッキレシピをそのまま流用して初心者が大会に出ても簡単に勝つことができます。実際スプライト環境の時、復帰して数日の方にサンダーボルト・羽根帚・鬼ガエル・G・うらら・スプライトスターターという化け物手札を引かれて完敗しました。
 しかし非環境デッキにおいてはこの流用が必ずしも正しいとは限りません。なぜなら使用者が周囲の環境に合わせたり、本人のプレイスタイルに依存して採用したりするカードがあるからです。HEROで例えるなら「V・HEROファリスの枚数・無限泡影の採用有無」が顕著かと思われます。ファリスは最初3枚採用が当たり前だと思っていましたが、今は様々な理由から採用を1枚に留めています。また無限泡影は他デッキにおいては強カード認定されていること間違い無しですが、HEROにおいては月の書の方が強い時期もありました。これらの採用枚数に対して私自身は明確な意図を持っていますが、レシピをコピペ頂いた方から「ファリス1枚の何が強いか分からない。月の書微妙。」と意見が回ってくることもありました。微妙なら微妙で問題はありません。他人のレシピを回した上で自分の肌に合わないと感じ、その原因や理由を言語化できているならば、原因を解決する=自分自身にとってより良い構築に辿り着くきっかけになるからです。逆に「○○さんが使っていたから。このレシピが先日勝っていたから。」という人任せの理由で何となく使用するのは避けましょう!古YPからエンシェントフェアリードラゴンと呼ばれてしまいます。

別名:他力本願うなぎ

4-2.対人において

①同じデッキを使用している有志を探す
※「知らない人とは絶対対戦しない。関わらない。」という方はこの項目を読み飛ばしてください。
 イベントや大会会場で自分と同じデッキを使用している人がいて、更にそれがマイナーテーマであるなら仲良くなりましょう!カードショップに行くのは敷居が高いという方、今はKONAMI様が公式のDisordサーバを開放してくれているので、PCがあれば家にいてもリモート対戦ができます!
 実際私も埼玉で出会ったHERO使用者(某MNT氏)の構築と理論に感銘を受けて、長らく今の構築を使用しています。もしあの出会いが無ければ今頃経験も知識も無いのにTwitter上で「HEROは○○だから。エアプ乙w」と意味の分からない自論を述べるネット弁慶ニキになっていたかもしれません。恐ろしい(T T)

②プレイの内容が泥くさくても諦めずに戦う
 毎試合格好よく理想的な展開だけを行って勝つことができれば、とても気分が良いこと間違いなしです。でも現実はそう甘くありません。カードゲームでもスポーツでも、対人競技において自分がやりたいこと対戦相手が黙って見守ってくれることはありません。遊戯王においても自分が最終的に目標とする展開に辿り着くためには、ある程度相手の妨害を受ける覚悟が必要です。その上で勝つためには、格好良さなんて気にしている場合ではありません。HEROで例えるなら、「フレイムウィングマンの攻撃でライフをゼロにしたい!」と思っていても融合召喚すらできず、通常召喚したV・HEROインクリースで攻撃せざるを得ない場面がいつか訪れます。そんな時「事故った」の一言で処理せずどうすることが最善手か考え続けましょう。諦めずに対戦を続けたら相手プレイヤーがミスをして勝機が巡って来るかもしれません!ただ相手のプライドが高い場合、非環境デッキに負けた屈辱に耐えきれず「初見殺しされたけど○○引いたら余裕で勝ってたわ」と聞いてもいない言い訳を身内に言い始めるかもしれません。無視しましょう(^^)!

③対戦後は反省する
 反省すると言うと悪いことをしたみたいに聞こえますが、「正しいプレイができていたか振り返る」という意味です。負けてしまったら対戦相手に「○○に~~使ったらどうしていました?」等質問して、自分のプレイが最善手だったのか確認するイメージです。勘違いしそうな人もいると思うので補足です。重要なのは結果論での振り返りであって「タラレバで自分が勝っていたと主張するわけではない」ということです。これは極めて個人的な意見ですが負けた後突然「事故で負けたからしょうがない。○○引いたら俺が勝っていたし。基本有利対面だから。」みたいな聞いてもいない謎の言い訳を対戦相手に始める人は、人間的魅力が無いと思ってしまいます。「その有利対面に今負けたのは誰?」って言いたくなります。言わないですけどね。対戦後に相手の印象が悪くなる発言は止めましょう。お互いに良いことが無いです。

④環境デッキを使用している人に対して文句を言わない
 深淵の獣、スプライト、クシャトリラ、イシズ。2022年は大量のパワーカードが爆誕しました。本当に新世壊って言葉を体現してくれたようです。有言実行していて感動。当然競技シーンではこれらが採用されたデッキを大量に見かけました。正直、プレイスキルが絡まず圧倒的なカードパワーの差で押し負けた回数は数えきれません。環境に対して不満が出たこともあるでしょう。でも強いカードを使用するのは勝ちたい人にとって至極真っ当なことです。さらに言えばそのような状況下で好きなデッキを使用することを決めたのは自分自身です。私も誰かに「あなたはHEROを使いなさい」と命令されているわけではありません。「HEROで勝ちたい」という理由だけで勝手に使っています。
 だから、相手がどんなにパワーカードを連発してきても「引き強いだけだろ」「実力ない癖に」というような相手を卑下する発言をしてはいけません。だったら「引き強いですよ~」と雑談しましょう。

まとめ

 以上、好きなデッキを使うことに対するお気持ち表明でした。これを機に「○○デッキ(非環境デッキ)好きだけど、大会じゃ勝てないよな…」と思っている人が一歩踏み出すきっかけになったら嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました!