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輸入物販はこんな失敗に注意!デメリットを理解して効率良く収益化

輸入物販は初心者にも始めやすいビジネスとして人気がありますが、失敗したらどうしようと不安を感じる方もいるでしょう。たしかに、輸入物販にはデメリットもあれば、初心者が失敗しがちな点もいくつか存在します。

そこで今回は、輸入物販におけるデメリットや失敗事例、失敗しないための対策方法などを紹介します。これから輸入物販を始めたいと考えている方の参考となる内容ですので、ぜひご覧ください。

輸入物販とは

輸入物販とは、海外から商品を仕入れて日本で売るビジネスのことです。具体的な方法は、海外と日本との間に商品価格の開きがあるものを見つけて、日本のAmazonやフリマアプリなどの販売ツールで売ります。

輸入物販ビジネスは、次の3つに大きく分かれます。

①海外サイトから既製品を輸入して、日本で販売する
②海外工場からオリジナル商品を輸入して、日本で販売する
③海外から商品を輸入したい人を、輸入代行として支援する

初心者におすすめなのは、①の既製品を輸入して日本で販売する方法です。②や③は、輸入経験者やビジネスの幅を広げたい場合におすすめの方法となっています。

輸入物販は、誰でもゼロから立ち上げられる再現性の高さ・どこにいても取り組める・足りないスキルは導入できるサービスがあるなどのメリットがあります。本業がある会社員や育児中の主婦など、どんな方でも工夫次第で収益を生み出せる点も魅力です。

輸入物販のデメリット

 さまざまなメリットのある輸入物販ですが、デメリットも当然ながらあります。ここからは輸入物販を行う上で発生しうるデメリットを紹介します。

1.仕入れに時間がかかる

海外から仕入れた商品が日本に届くまで時間がかかることがあります。日本国内であれば数日で届くのが通常ですが、海外の場合は数週間かかることも珍しくはありません。そのため売りたい商品を見つけても、販売の機会を逃してしまうことがあります。

2.不良品が多い

海外から輸入した商品のなかには、日本では販売不可能な不良品が混じっていることがあります。そのような粗悪品をそのまま販売してしまうと、クレームにつながってしまいます。クレームを発生させないためにも、輸入時に自分の目で商品をしっかり確認しなければなりません。

3.関税・国際配送料がかかる

日本以外の国から商品を仕入れる際は、国際的なルールのもと税金(関税)がかけられます。一般的な関税の金額は、商品原価+送料の合計の15%といわれています。また、輸入物販する時は、商品の仕入れ値だけでなく国際配送料もかかるため忘れずに計算しなければなりません。

輸入物販の失敗事例

ここからは、輸入物販でやってしまいがちな失敗事例を紹介します。紹介した失敗を参考にして、ミスを防ぐようにしましょう。

・法律違反の商品を仕入れてしまった

輸入物販を始めたばかりの頃に失敗しがちなのが、法律違反の商品を仕入れてしまうことです。輸入物販では、法律で輸入を禁止・規制されている「輸入禁止・規制品目」があります。

販売している競合が少ない・利益率が高い・回転が良いといった商品は、もしかしたら注意が必要な商品かもしれません。

<禁止または規制されている品目例>

  • 麻薬、大麻などの違法薬物

  • けん銃などの銃火器

  • 爆発物や火薬類

  • 偽造貨幣や偽造カード

  • 商標権や特許権などを侵害するもの

  • 児童ポルノ    など

基本的には一般人であれば輸入できないとわかる品目ばかりですが、判断できない場合はお近くの税関に問い合わせてみましょう。

・多く納品してしまった

商品を多く納品してしまうのは、確認不足により起こります。自分で納品する時に、類似商品名のラベルを貼り間違えてしまうことが主な原因です。一気に24枚ほど発行されるラベルシートを使用しているとミスをしやすくなるため、必要な枚数だけを発行できるラベルプリンターを使用するようにするとミスを防ぐことができます。

・商品の間違い

商品を間違って仕入れることは、よくあるミスの1つです。商品の型番の末尾が微妙に違う・画像を見ても違いが分からない・商品説明もほとんど同じであるにもかかわらず、別の商品という場合があります。他にも、色違いやサイズ違いなどもあるため注意が必要です。

・食品

食品衛生法の対象となるものを理解していないと失敗につながります。食品衛生法は、食べ物や飲み物だけが対象ではありません。具体的には以下のようなものも対象となります。

<食品衛生法の対象となるもの>

  • 6歳未満が対象のおもちゃ

  • ぬいぐるみ

  • 積み木

  • コップ

  • キャンプ用の食器

  • 水筒、タンブラー

  • キッチン用品

  • 口で咥える楽器

  • ホイッスル

  • 浄水器機   など

食品衛生法の申請を通すには費用と時間がかかるため、仕入れない方が無難かもしれません。

失敗しないための対策

輸入物販は、始めたばかりの頃は失敗してしまうこともあるでしょう。しかし、できることなら失敗を防ぎたいですよね。ここからは、失敗を防ぐためにできる対策を紹介します。

・商品リサーチをしっかり行う

輸入物販での失敗を防ぐには、商品リサーチをしっかり行うことが大切です。仕入れた商品が全く売れなかったり、そもそも販売できない商品だったりする可能性もあります。販売できない商品だった場合の損失は、大きなものとなってしまうでしょう。

ニーズの無い商品はどう頑張ったとしても売れません。明確な判断基準や根拠がないと商品の仕入れは失敗してしまいます。「ターゲットは誰か」「何を解決するのか」を明確にする必要があるでしょう。

また、販売プラットフォームの規制は変更スピードが早いため、常に最新の情報をチェックするようにしてください。

・出品や輸入のルールのを理解しておく

出品や輸入のルールを理解しておくことも輸入物販を行う上で重要なポイントです。出品に関するノウハウは、常に最新のものを把握しておきましょう。知識不足のままでいると競合に取り残され、商品が売れなくなってしまうかもしれません。

また、法律で定められた輸入ルールもしっかり頭に入れておきましょう。具体的には商標や法令の確認をすることです。「たぶん大丈夫だろう」と安易な考えでグレーな商品に手を出すことはやめてください。そのような商品は、税関で止められ商品が廃棄されたり、出品できたとしても権利侵害の連絡がきたりする可能性があります。

Amazonの場合は、権利侵害や出品取り消しの連絡が来ると、アカウントの停止や閉鎖といった最悪の事態もあり得ます。そのような損失を出してしまうとモチベーションも下がってしまい、継続して取り組むことができなくなってしまうでしょう。

・検品は怠らない

海外から輸入した商品の検品は怠らずにしっかり行うことも、輸入物販の失敗を防ぐためにやるべきことです。海外の配送サービスは、梱包が十分でなかったり、荷物の扱いが雑だったりします。荷物は積み重ねられることも多いため、上に重い荷物が積まれると下の箱がつぶれ、破損につながることもあります。

また、海外商品は日本国内の商品よりも品質が劣っていることも少なくありません。最近は中国などの海外商品でも品質が良くなっている傾向にはありますが、しっかりと検品を行うことは必須です。

まとめ

この記事では、輸入物販におけるデメリットや具体的な失敗例、失敗を防ぐための対策方法などを紹介しました。

  • 輸入物販とは

  • 輸入物販のデメリット

  • 輸入物販の失敗事例

  • 失敗しないための対策

輸入物販は初心者にも取り組みやすいビジネスとして人気ですが、デメリットがあることも理解しておく必要があります。ここで紹介した失敗例と対策方法を参考にして、不安なく輸入物販を行えるようにしましょう。


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